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2017年7月21日 (金)

号外

生態系の保護に物申す。その4

この話は先週で最後のつもりでしたが、
今週になってとんでもないニュースが入ってきたので、
もう一回やることにしました。
こんな話をして、すぐにこんなニュースがあるか、しかも地元で、
と言うほど、怖いぐらいのベストタイミングです。

このニュースを知っている人も、知らない人も、
簡単にスルーさせないで、これを機にしっかりと考えてみましょう。

まずは記事を。リンク

Photo

どうですか、ちょっと衝撃的ですね、いろんな意味で。
ちなみにこの地域のことはよく知っています。
生まれも育ちも宇治っ子ですし、
目撃されたとされる場所も十分に土地勘があります。
カブトムシがよく捕れる場所でね、
子供のころからよく通ってました。

そう言えば、3年ほど前ですが、
そのあたりの山林で犬たちの散歩をしているときに、
鹿の白骨化している死体をみたことがあります。
それが今回のように野犬の仕業なのか、猟師による駆除なのかはわかりませんが、
確かに鹿が出没する地域には違いありません。
鹿だけじゃなくておサルさんもイノシシも出ますが。

さて、まず最初に感じたのはヤラセの可能性ですね、
こんなことを言うと大問題なのかもしれませんが、
経験上、無くもないかと思っています。

飼い犬に鹿を襲わせる、そんな人いるだろうか、
そう問われて、「絶対にいない」と言い切れないところがあるのも事実ですね。
犬飼の中にはこういった願望を持っている人はけっこういます。
そういう人は間違いなく勝てる(相手が小さい犬)ドッグファイトも好きです。
特に男性で強いものにあこがれを持つ人が、
それっぽい犬を持つと、攻撃的な衝動に駆られる時があるようです。
例えば猫を追いかけさせるとか。
実際に猫を追いかけさせて楽しんでいる飼い主さんを見たことがあります。
別に野良猫の駆除とかではないんですが、
本当に軽い気持ちでそういうことをしているようです。
必死の形相で逃げ惑う猫を見るのが面白いんでしょうね、
もっとも犬が猫を捕まえられるとは思えませんが、悪趣味もいいところです。
極端なことは省き、そう言った心情になる人は多いようです。
鳩の群れに石を投げたり、とか。

撮影者とは別の人が自分ところの犬に鹿を追わせているのかもしれないし、
それがたまたま、いつもなら鹿が逃げ切るんだけど、
今回は捕まってしまった。(小鹿だったようなので)
それをたまたま見てる人がいて、撮影して通報した。
わからないですよ、真実は。
だけど、自分で撮影して通報はしないでしょう。

ヤラセかどうかは今後の捜査次第となりますが、
普通に考えたら警察関係でも、犬を飼っている人が、
こういった心情を持っていることがあるとは思わないでしょう。

ヤラセじゃないとしたら、もうちょっと見えてくるものが違いますし、
その真実はやはり衝撃的になります。
まぁ、他の目撃情報もあるわけですが、
そこの信ぴょう性は何も書かれていないのでわかりませんが、
そもそも新聞は裏をとってからしか記事にしないから、
やっぱり真実なんでしょうか。

写真を見る限り本物のシェパードですね、
しかも黒が多いから、いわゆるショータイプではなく、
警察犬関係のシェパードかと思われます。
だからと言って元の飼い主が警察犬関係だとは断言できませんが。

仮にシェパードだとしたら、ほとんどのシェパードは耳に登録番号の刺青があるので、
持ち主を簡単に見つけることができます。
しかし、ちなみに、数年前に新潟で保護されたシェパード数頭は、
刺青の番号がわからないように、耳を切り落とされていました。
この子は耳は普通にあるようですから、シェパードなら登録されていない犬でしょう。

シェパードじゃないとしたら、何かとのMIX犬になるんですが、
この立派な体格と容姿ですから、母犬がシェパードなんだと思います。
ただ、父犬もそこそこの体格でしょう。

野犬であろうと飼い犬であろうと、鹿を襲えるんでしょうか?
答えは簡単です、楽に襲えます。
トイプードルなどの小さい愛玩犬には不可能ですが、
そこそこの大きさの犬だったらそう言った能力は持っていますね。
それは猟犬(犬種はさまざま)の活躍を見てもわかりますし、
実際にはそんなに大きくない猟犬が、
増えすぎた鹿の駆除に活躍しています。
活躍と言う言葉が適切かどうかは難しいところですが、
この事実があまり公にされていないのは、
やはりどこかに問題があるからでしょう。

狩猟能力は犬の優れた部分ですが、
何も教えなかったらその能力を発揮できないのは、
他の犬の優れた特色と同じです。
ただ、この狩猟能力は本能に突き動かされると、
自ら本能的に学んでいきます。
つまり、生きるために食うに困ったら、
本能が目覚めて狩りができるということですね。
だから、あちこちのいろいろな環境下で野犬化した犬たちが生き延びれるわけです。

大きな川の河川敷に暮らす野犬たちが何を食べているのか、
と言ったような生態調査はほとんど行われていないので、その実態は不明です。
普通に考えて5~6頭の群れがいくつもあって、
全員が繁殖できるほどの食料が河川敷にあるとは思えないですが、
あるからこそ数が減らないわけですね。
おそらく考えるに、「そんなものまで」と言うものを食べていると思われます。
魚類はさすがに狩るのは難しいでしょう、
しかし、亀やザリガニなどは獲物になりそうです。
野ネズミや鳥は主食かもしれませんし、
バッタなどの虫類、それにミミズなども食べていることでしょう。

そう言ったことを考えると、
山で野犬化した犬たちが鹿を食料にするのは適当だと思います。
サルは捕らえることができないでしょうし、
イノシシやクマは負けてしまうかもしれません。

写真の犬が山に捨てられたのか、
あるいは逃げてきたのかはわかりませんが、
そこで鹿を襲いながら生き続けていることは、
そんなに可哀想なことではないかもしれませんね。
確かにぞっとする光景ですが、
たくましく生きている姿にも見えます。
襲われた鹿さんは可哀想ですが、
山間部で車に轢かれて死ぬよりはマシかと思ってしまうのはなぜでしょうか。

警察は人に被害が出るかもしれないということで、
注意を呼び掛けていますが、
そう言った事例はどれほどあるのかはわかりません。
河川敷などでは野犬に追いかけられた、噛まれたという事例はありますが、
襲われて殺されたなんてことはあるのでしょうか。
犬に殺傷された事件のほとんどは野犬ではなく飼い犬のような気がします。
ただ、山間部の農地で一人作業をしていて、
野犬の群れに襲われることはあるかもしれませんので、注意は必要ですが、
その注意はそう言った環境を作らないことも含まれますね。

あと、どうでしょうか、野犬が食うに困って農作物を荒らす、ってあります?
イノシシやサルなんかは大きな被害をもたらしていますが、
鹿はどうでしょうか、
各自治体は増えすぎた鹿の駆除に力を入れていますが、
それは農作物への被害なんでしょうか。
たんに数が少ないだけかもしれませんが、
野犬の農作物への被害はあまりないように見受けられます。
まぁ、しっかりとした調査のもとに言ってませんので、
お叱りを受けるかもしれませんが。

以前にお話ししました、「鹿の駆除のためのオオカミを放つ」作戦、
この話の信ぴょう性は確かではないレベルです。
なんとなく見たり聞いたりしたレベルですが、
唯一、聞いたり見たりした人の数が多いことが信憑性になっていますが、
例えば農林水産省などの公の発表ではありません。
しかし、まことしやかに言われるのは、
オオカミが人や農作物を獲物にしないからではないでしょうか、
となると、野犬はどうなんでしょうか。

さて、この写真のワンちゃん、行く末が気になりますね。
群れでいるようですが、全員捕獲は確実でしょう。
捕獲されたらどうなりますか、
保護団体が助けに行くのでしょうか、
あるいは行政は保護団体に保護を依頼するのでしょうか、
それとも群れまとめて殺処分でしょうか。

如何なる被害届はでていません。
ニュースで取り上げられました。
事実を伝えるのがニュースですが、
時にその通りに伝わらないことがあります。
野蛮で危険な獰猛な大型の野犬が、
おとなしい可愛らしい鹿を襲った、になっています。
でも、なんか違う気がしませんか。

問題はこのワンちゃんではなく、
このワンちゃんをこんな目に合わせた人ですよね、
もちろん、そんなことは誰しもわかっている、
今更ここを論じても始まらないし、解決もしない、
だけど、せめて、この部分も伝わるようにしないといけないのでは、
と思いますが、いかがでしょう。

無責任で卑怯な外野からの発言でした。

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