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2017年6月16日 (金)

第375回

STING

Sn2

行ってまいりました、見てまいりました、スティングのライブ。
先週の土曜日のこと。
スティングを見るのは2回目、
最初は初来日の時だから、「ポリス」の時、
京都のロックの聖地、京都大学西部講堂だった。
40年前、17歳だった。

いや~よかった、感動した、興奮した、
感動しすぎて「ふら~」っとめまいもした。
ほとんど前が見えない最悪のアリーナ席だったんだけど、
と言うのも、長身のスキンヘッドのお方が、
ステージ中央のスティングと自分のいるところの、
狂いのない線上におられまして、
ずっとそのヘッドを見ながら音を聞くというスタイルでして、
いやいや、そんな退けて、とか言えないですよ、
もし、言ったとして、振り向いたときに、
アンバランスに可愛らしい顔してたら間違いなく「プっ!」とかなるし、
逆に怖い系の顔だったら、逃げなきゃいけないし、
逃げるんだったら何しにここへきているかわからないし。

それにそのお方、横ノリでして、
ヘッドが左右に揺れるので、
その合間を縫ってステージのスティングが見える状況。
だから全く見えなかったわけではないんです。
しかし、リズム感、悪っ、
ノッてるというよりも、揺れてる。
見てるとこっちも「ふら~」って、車酔いみたいに。

もう一つ、ここのアリーナは床に弾力のあるマットが敷き詰められていて、
椅子に座ってるぶんにはいいんだけど、
まぁ、ロックコンサートですから全員スタンディング状態で、
クッションの上に立っているのと同じだから、
それだけでも「ふら~」って、
そこにさっきのスキンヘッドの「ふら~」が重なって、
めまいとなるわけ。

本来は体育館なので、そりゃなんか敷かないといけないけど、
なんでまたクッション系を敷くんだろうか、
答えはこれ↓

Sn1

そう、観客全員が一斉に飛んだりすると、
この体育館だけではなくその周辺までもが微妙に揺れるんですね、
そして苦情が来るそうな。
すごいですね、人がたくさん集まると大きなエネルギーになるってこと。

ジャンピングの禁止、これはわかりますよ。
でも「縦ノリ」ってどことなく意味不明、わからん。
ん?でもないか、そうか、
前のスキンヘッドのお方、横ノリだわ。
なるほど、そういうことをわかっていて、横ノリしてたんだわ、きっと。
でも、やっぱ、リズム感、悪っ!!

Sn4

スペシャルゲストのジョーサムナーとはスティングの息子さん、
と言っても40歳って言ってたけど。
顔も似てるけど、声も似てるわ。
親の七光り関係なく独自で音楽活動やってます。

Sn3

ほんとかっこいいおっちゃん、
憧れます、無理やけど。

唄もうまい、当たり前だけどCDと同じ声してる。
それにバンドにキーボードがいない、ってところも何ともスティングらしい。
また来日したら、ぜひとも足を運んでください、
おすすめです。

フリースタイルの演技
ディスクスローについて。

フリースタイルの演技で用いるディスクスローは多様性を重要視します。
それは競技の性質上「魅せる」競技だからです。
つまり、飛行形態の美を見せる、高い技術力を見せる、
そして多くの種類を見せる、と言うことです。
そして一つのスローに対して、この三つの「見せる」を実現することによって、
本当の意味での「魅せる」になり得るのです。

もちろんできることをやる、と言うのは最低限のラインですが、
そこに何らしかの工夫を加えて、より魅力的なものに進化せるといいでしょう。
当然そのためには新しい練習を積み重ねる必要もあるでしょう。
そして何よりもディスクスローの存在意義を掴んでおくことも大切です。

大分類として、ノーマルスロー、トリックスロー、
マジックスローの3種類で構成されています。
まずはこの3つの定義を明らかにしておきましょう。

しかしながらこの定義は皆さんが理解いているものとは少し離れています。
それはこの競技が歴史を刻んでいく過程において、変化してきたからです。
変化ですからあくまでも進化でないことは強調しておきます。
少し厳しい目を向ければ、全く進化していないと言えます。
簡単に言うと以前のほうが明らかに高レベルでした。
どんな競技においても技術レベルが退化するのは考えられないことですが、
ある条件揃うと十分に起こり得ることで、
実際にディスクドッグのフリースタイルではそうなってしまいました。

なぜそうなったか、から解説しましょう。
一見スルーしてしまいそうなことですが、
歴史の中に埋もれる因果関係を知ることは、
やはり未来の姿には重要ですし、
それはどこのどんな世界でも同じことだと考えられます。

その1、高度な技術を要することを誰もやらなくなった。
とっても難しいことをあきらめてしまいました。
その理由は本当に難しいからだけではありませんね、
それを習得する価値が薄まったということです。
競技の採点と言うことを考えると、
そのとてつもなく難しいスローに対して与えられる点数がそれほど多くないわけです。
費用対効果が悪いとも言えます。
しかも、スローの評価もキャッチに成功して初めて対象となるのですから、
(この話はいずれ、審査基準の考察、で解説します)
苦労してその技術を会得しても、ミスキャッチで水の泡となるので、
「損」ではないですが、リスクに見合わなく捉えてしまいます。

その2、誰もやらないことは存在が消える
これはその1の話の続きです。
誰もやらなくなると、新しいプレーヤーもそれを見ることはなくなりますし、
そんなスローが存在していたことも知ることはありません。
同じように、かつては存在していた審査基準からも消えていきます。
ある意味で、こう言ったことは当たり前のことですが、
(誰もしないのだから)
それなら簡単な誰でもが出来ることも、
当たり前すぎて、存在は消えないまでも、
審査基準からは消えていきそうですが、
この考え方は競技の存続を否定することと似ているので、
違う形でその簡単なスローの審査基準を残してしまうのです。
具体的にはスローの形式ではなく、距離の精度とかのことです。
ちょっとややこしい話ですが。

その3、演技の質が根本的に変わった。
これは優れた犬たちの登場で、演技の中で魅せる比率が、
キャッチの出来栄え、犬の動作、に重きが置かれるようになって、
演出効果やスローの技術の比率が小さくなってしまった、です。

この3つの理由から退化してしまったのですが、
やむを得ない事情であったと考えられます。
そういった意味では退化は適切な言葉ではない気がしますが、
それでも完全に無くなって遺跡状態になっているわけではなく、
もし、今誰かが挑戦し、完成された形で演技に取り入れたなら、
ニューウェーブとして支持されるでしょう。
おそらく、こういった「魅せるスポーツ」の正常な状態だと思います。
フィギアのトリプルアクセル状態と似ていませんか?

と言うことで、
現在はマジックスローは事実上存在していませんが、
定義とともに復活させたいと思います。
同時にノーマルスローとトリックスローの定義も修正しましょう。

続く。

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コメント

説得力のある内容ですね!
昔よく見たトリックスローも最近ではすっかり見えなくなって皆ベーシックなスローとトスばかり。
概ね流れやバランスとキャッチ率だけで順位が決まってしまいがちです。
高いスロースキルを持っている人はあまり見かけませんね。
逆にヨーロッパの方がこれでもか!と言わんばかりにトリッキーでアクロバティックなスローが多いのは何故なんでしょうかね?
ディスタンスのプレイヤーから見てもフリーの演技がどれも同じに見えるのは、魅せる部分への挑戦心が薄れてまったからなんでしょうかね?
魅力ある演技をする人はほとんど見なくなりました。

投稿: みや | 2017年6月30日 (金) 17時39分

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