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2017年1月13日 (金)

第353回

証拠です。

Img_1465

ウチの「みや」です。
このよくある河川敷の風景にえらくなじんでいると思いません?
まるで放浪の野犬みたい、って、
それ、間違いじゃありませんね、あってます。
「みや」の生まれは河川敷です。
河川敷に住むホームレスさんの所の犬が生んだ子、です。
それを保護団体の人から譲り受けました。
しかし、可哀想な環境ではありませんでした。
飼い主に当たるホームレスさんと同じ家で、
親兄弟に囲まれて育ったからです。
だからそういった犬たちによくある、
心の病はありませんでしたし、極めて健康でした。
ただ、この育った環境が影響しているのか、
こういった河川敷に散歩に来るとテンションがマックスになります。
そしてこの環境と同化するのです。
カメレオンみたいに体の色も変化してんじゃないの、
と思うぐらいです。

野犬化するのは人にも環境にも、その犬にもよくないことですが、
河川敷の自然は多くの動物の住み家となり、
生命の営みの宝庫となっています。
ここの公園では、そのあたりの配慮もしっかりとあって、
人の遊戯用に開発する公園と人が手を加えない自然環境を共存させています。
これはとっても素晴らしいことだと思います。

昨年の晩秋、そろそろ日も落ちるかと、うす暗くなってきた時、
ふと見ると、なぜか犬たちが一匹増えて6匹になっています。

Img_1468

こんな感じにプラス1匹。
「えっ!なんで?」
しかも「みや」が二人いる。
「どういうこと?、あんただれ?」
目を疑った、まるでキツネにつままれているみたい、
と思ったら、本当にキツネでした。

「え~、キツネやん、えらいまた近くに」
ほんとすぐ近くにチョコンと座ってました。(キツネだけにコン、ね)
犬たちも全員状況が呑み込めずしばし呆然、
大きいオス「トビ―」が我に返り、
そのキツネに近づいたらキツネは慌てて逃げ出しましたが、そのスピードの速い事。
「トビ―」とジャックの「ナツ」が一応追いかけますが、
瞬く間に藪の中へ逃げられてしまいました。

帰ってきた「トビ―」と「ナツ」に、
「狩りしてどうするつもりやったん」って聞いても、
興奮冷めやらず返事はゼーゼー言うだけです。   
しかし驚きました、キツネがいることは知っていたけれど、
まさかこんな近くに来るなんて。
間違いなくキツネ、見間違ったりしないです、
だって、みんなが知っているキツネ、と同じでしたから。

それからしばらくして、
この場所で一緒になった堺婦人会の面々にこの話をしたら、
えらくそっけない反応で、と言うかほぼ信じてない感じで、
「また盛っちゃって」と心の中でつぶやいているようでした。
「違うって、ほんとやって」っと心の中でつぶやき返しましたが、
ツイッターじゃないので、誰にも届いていません。
(そろそろインスタグラムでもしなきゃダメか、)

しかし、とうとうついに、これでどうですか御婦人方。
先日、決定的瞬間の撮影に成功しましたぞ。

Dsc00107_2

川辺からグランドを横切る。
堂々としています。
撮影場所から近くはないけど、なんとなく人馴れしている感じです。
絶対に犬じゃないですよ、
それにしてもウチの「みや」と同じ色してるわ。

画質の悪さに信憑性が薄い、って?
違うって、雪男なんかもそうだけど、
この手の画像はボケてる方が信憑性が高いんだって。

Dsc00107_1

えっ?こっちくる?

Dsc00109

目が合った。

Dsc00110

逃げるでもなく、ゆっくりと堤防を登る。

Dsc00111

なんでまた、そこでこっち見るねん!!

その後、堤防を越えて反対側に消えていった。
ちなみにその反対側には畑があって野菜が育ててある。

ここは淀川ではなく木津川になりますが、
ほかにも目視できたのは、ヌートリア、すっぽん(産卵のために上陸)、
野ネズミ(以前にナツが食ったやつ)、ウサギ、ニワトリ(捨てられたみたい)、
キジ、いろいろな鳥。
聞くところによるとタヌキもいるらしい、
もちろん野犬とのら猫も。

フリースタイルの演技・スローコンビネーション
スローコンビネーションのトレーニング、実技。

先週のターゲット練習をしっかりとマスターしてから、
実際に犬を使った実技に移行する、と言ったことではありません。
もし、そんなことをしようとしたら、
永久に次のステップには進めないでしょう。
なぜなら、ターゲット練習の完璧な習得が不可能だからです。
もし、野球のピッチャーの投げ込むストライクゾーンが、
ボールとほぼ同じ大きさだとしたら、
ほとんどストライクは取れずに、野球と言うゲームそのものが、
成立しなくなります。
ターゲット練習はほぼそのあたりが狙えたら、
それで習得できたと考えていいでしょう。
ただし、プレーを続ける限り定期的にターゲット練習は必要です。
そうしないと、「ほぼ出来る」が持続しないからです。
このあたりは少しラフに考えて次に進みましょう。

一つの練習方法で全てのパターンを習得できます。
全てのパターンとは「前に前に」、「前に後ろに」、
「扇形と周回」そして「ダブルスロー」です。

それでは練習方法を解説しましょう。
コマンドの使い方も記します。

アラウンドやスルーアラウンドで犬を後ろ回りさせます。
(コマンドは当然[around]や[through-around]になります)

犬が前を向く前に前方にディスクをスローします。
(犬が前を向いた瞬間に[go]や[go-ahead]です)

距離は5mほどでいいでしょう。
犬が前を向いたときにはディスクは前方を飛んでいるので、
躊躇なく追いかけてキャッチします。
(ここもコマンドは当然[catch]です)

犬がキャッチすると同時、あるいは少し前に、
犬があなたの方を振り向かないとき、前を向いたままの状態で、
2枚目のディスクをスローします。
距離は15m、方向は1枚目と同じ犬の進行方向です。

(犬が1枚目をキャッチした瞬間にコマンド[drop]などの、
ディスクを放させるコマンドを言います)

(さらにすかさず[next]と[go]を続けて言います)

[next]コマンドは「もう一枚次のディスクが飛んでますよ」と言う意味です。
スローコンビネーションはマルチプル的
(2枚のディスクが同時に滞空しているような、
テンポの速いキャッチを実現する)なプレーなので、
必要なコマンドを的確にかけることが難しく、
将来的に犬の理解が深まれば、
[go]と[catch]を省略するためのコマンドにもなります。

ディスクを投げる動作と犬へのコマンドがかみ合わないので、
注意する必要があるでしょう。
たとえば[go]コマンドはディスクを投げると同時にかけることが多いですが、
この練習ではディスクを投げた後にかけることになります。
また、コマンドと動作を別に練習する工夫があまりないので、
実践の中で集中力を鍛えることが大切です。
それでも、数をこなせば慣れてくるものなので心配はいりませんが、
普段からのコマンドに対する理解度が必要でしょう。

[next][go]の後に犬が1枚目のディスクを放して、
走り込んだらキャッチコマンドを追加することになりますが、
練習を始めてすぐに、こういった「出来ている」状態にはならないものです。
犬よりの考え方を察すると、
おそらく「こんなパターンも有り?」と言う状態なので、
ここは「それも有りですよ」とサポーとする必要があります。

どのようにサポートをするかと言うと、
犬たちが頭の中で考えていることを褒めます。
1枚目をキャッチした後に2枚目が自分の目線の前に飛んでいく、
そのディスクを1枚目をドロップしないままで、
目で見た、あるいは実際に追いかけた、
もしくは躊躇して止まってあなたを見た、
このように、「次のディスクを意識した」ら褒めます。
出来ていないのに褒めてもいいのですか、
と言う疑問があるかと思いますが、
今から覚えるところなので全く問題はありません。
それに、行動は伴わなくても頭の中は働いているので、
それは褒めるに値します。

こういったやり取りはドッグトレーニングの要になりますので、
別の機会にもっと詳しく話しましょう。

犬たちは[go]も[catch]も[drop]も知っている、
そして流れの中で[next]も覚えた。
また、キャッチした後に別のディスクが前に飛んでいる事実。
さらにその別のディスクを見て意識していることを認めてもらった。
この状況で考えるのですから、
何をどうするべきなのかは犬が自ら見つけ出します。

1枚のディスクを追いかけてキャッチすることは、
手取り足取りで教えられます。
しかし、1枚のディスクをしっかりと教え込んだ後に、
犬にしてみればあり得ない設定である、
連続2枚のディスクと言うのは、
事実を示しながら教えるのは不可能なことです。
よって手取り足取りできない分、
犬自身に考えてもらうほかはなく、
犬自身もその能力を有している、ということです。

早ければ5パターンほど練習すると、
突然理解して完璧にできるようになる犬もいます。
もし長い時間できないとしたら、
それは犬の能力のせいではなく、
どこか教え方に問題があったと考えるべきでしょう。
いずれにせよ、こういったマルチプル的な取り組みは、
思っている以上に早く覚えてくれるものです。
ただし、そのためには普段の生活から、
「考えるクセ」をつけておくといいでしょう。

一旦覚えてできてしまうと、
コマンドは一緒でスローの距離と角度に変化を持たせ、
意図とする流れに犬を引っ張り込みます。
どの位置にスローが投げ込まれるかを見極めキャッチします。
スローの位置で自在に犬を誘導することができるでしょう。
ディスクの連続も自在になりますから、
5枚使ったコンビネーションも、
犬にとっては難しくはありません(人には難しいですが)。

続く。

次週はディスクマネージメントの話をします。

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コメント

たらいくら、さん。

すいません、「へんねし」の記事のバックナンバーは閉鎖していました。
週末まで、開放しますので参考になさってください。
「バックナンバー」をクリックすると、
履歴が出てきますので、それの一番下、
2013年5月と6月です。
全部で6回特集していると思います。
よろしくです。

投稿: つかさき | 2017年1月17日 (火) 22時39分

そうでしょうね、やはり状態を実際に見ないといかんかもしれませんね。
<いくらに対するへんねし>ってどういう事なのかな、よくわかりませんです。
ただ足が痛いといくわけではないと思います。
練習の間も4~5日空けたりもしてるんですけどもね。

投稿: たらいくら | 2017年1月17日 (火) 15時08分

たらいくら、さん。

タヌキ、ですか、いいっすね、
モグラですか、見たいですね。
ところでそのモグラですが、
太陽の光を浴びると「死ぬ」って言うのはウソなんですね。

たらが変、って、なんでしょうね、
ちょっと足とか身体的に痛いほどじゃない、
違和感があるのかもしれませんね。
だとしたら、10日ほど休めばいいですが、
休んだ後にいきなり全力で走るのではなく、
リハビリ的に10日ほどかけてゆっくりと、
元に戻してやるぐらいで。

精神的なことだとしたら、
たらには口数も規制も少ないから、
青年になってきた、いくらに対する「へんねし」かもしれませんね。
対策は甘やかす、べたべたしてやる、を、
いくらの見ていない時にしてやる。

決して手を抜いているや、
意欲がなくなったではないと思います。
なめてる、や飽きたでもないでしょう。
何かが「足りてない」ような気がしますが、
見ないとなんとも。

投稿: つかさき | 2017年1月16日 (月) 15時36分

キツネ?いるんですか。
こちらはタヌキはよく見るけどキツネは見たことありませんね。
タヌキは市役所があるような街の中でもいます。
他にはヌートリアやモグラも見ます。

12月頃からたらこが変です。
3投して4投目になると決まって足が止まってしまいます。
途中まで追いかけてきて、追わずに帰ってきてしまいます。
もう一度気合いをいて直すと、再スタートしますが
タイムロスです、どうしたらいいものか
困ってます。

投稿: たらいくら | 2017年1月15日 (日) 18時40分

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