2017年4月21日 (金)

第367回

床下に何かいる。

縁側と言うか、ウッドデッキと言うか、
窓の外に板の間がある。
部屋の掃き出し窓から段差なく出られるので、
その板の間の床下はけっこう深い。
普通その床下は庭の地面と繋がっているから、
しかもそこそこの空間なので、知らず知らずのうちに物置化してしまう。
濡れ縁とも呼ばれているとおり、雨ざらしだから濡れて困るものは置けないが、
使わない植木鉢とか灯油ポリタンクなんかが常連となって、なんとも汚くなる。
で、それを防ぐために周囲を板で囲むわけなんだが、
そうなるとこの空間が秘密基地みたいになるから面白い。

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犬たちが時々、「床下になんかいるから見てくるわ」と言うので、
そんな時は囲んだ板を一部開けてやることにしている。
そしてその時に必ず「けったいなもの見つけたらあかんで」、
と念を押している。
「けったいな」とは関西弁で標準語では「変な」あるいは「正体不明」になるか。

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ここが開くようになっている。

かつてこの床下にいたけったいなものは、
稀少順に3位ムカデ、2位ヘビ、1位イタチだ。
以外では通年見かけるバッタの仲間でカマドウマ、ダンゴムシぐらい。

犬たちの勘は鋭いから、
「なんかいる、見てくる」と言った時は必ずなんかいるはず。
そして見つけたら、捕獲しないまでも追いだすことになる。
イタチは目にも止まらない速さで逃げて行ったが、
ヘビは尻尾に犬パンチを食らいながらの逃走だった。
ムカデは咥えられていた。

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ところがたまに誰もいない時がある。
誰かいる時の方が珍しいんだけど。
「おかしいな、誰もいないわ」と言って床下から出てくる。
それでもやっぱり気配はあるみたいで、
「ちょっともう一回見てくるわ」と言って、
何度か床下に潜り込む。
電灯もって一緒に潜り込んだ時もある。
だけどやはり誰もいなかった。
でも確かに気配はあるようで、きっと何かがいるのだろう。
その何かとは見えないものかもしれないし。

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家の中でも、ふとそんなことを考える時がある。
なんか気配を感じるんだな。
そしたら必ず中を確認するようにしている。
階段下の納戸や布団が入っている押入れに、
知らない間に誰か住んでいるかもしれない。
クローゼットの奥に隠し扉があって、他の世界と繋がっているかも、
と想像したら、ゴミ屋敷のように積まれた衣類をどけて確認してみる。
今は倉庫になっている屋根裏部屋も、気付かれないようにそーっと覗いてみたりする。
玄関の靴箱には小人が住んでいるかも。
他の人にそんなことをしているところを見られたら、ほとんど病気、
だけど感じるんだから仕方がない。

そう言うことってないですか、みなさん。

あっ、これ書いてて思い出した、怖い話。
来週したろか?

獣医さんの選び方、その3

獣医さんの産業的関わりとは少々おかしな言い方ですね、
要するに自分の仕事と割り切っている人、
と解釈してもらえばいいでしょう。
ちょっと険のある表現になるのは許していただきたい。

人の医療関係は常に緊急医療を念頭に考えますが、
動物医療の場合はそうではないですね。
よって当然獣医さん自身にも緊急医療に対する考え方はまちまちで、
そのことに積極的に取り組む人と、
完全に拒否する人がいます。
人の総合病院でない個人医院なんかも、
緊急医療については取り組んでいませんが、
総合病院が24時間体制になっていますから、
万が一、緊急医療が必要な時は、その専門に任せばいいわけです。
それはそれで拒否しているわけではなく、
そう言う体制で対処していると言えるでしょう。
ただし、24時間体制の総合病院が存在しない過疎地や離島は別ですが。

動物医療は総合病院は必要なくても、
24時間体制の救急病院は必要です。
しかし現実には大都市に1つあるかないかですね。
たまたまその救急病院に行ける範囲に住んでいるかどうかで、
その犬の命の扱いに差が出るのはなんともやりきれないでしょう。

確かに緊急受け入れを実施すると、獣医さんの任務は激化します。
獣医さん一人でやっておられる病院では不可能なことです。
しかし、なるべく対処してあげようという姿勢は責任としてあると思います。
なぜならその対処でその命の行く末が決まるからですね。
余談になりますが、
あらゆる仕事において「一人作業の危険性」が取り沙汰されています。
一人作業はもしその人に事態が起こったときに、
その本人も周りの人も命の危険に脅かされるからですね。
ワンマンカーのバスの運転手が気を失って、バスが暴走、
なんてことは二人作業なら防げたはずです。
そうするとコストが、なんてことをすぐに言い訳しますが、
重要なのは命を守ることであって、コストではないです。
しかし、利益がないと継続することはできません。
そうですね、だけどそこを何とかするのが技術であったり、
戦略であったり、アイデアだったりするわけです。
全ての事業所がそのバランスを模索しています。
近々きっと目を見張るような体制が実現されるでしょう。

しかし残念ながら獣医さんにはそう言った改革は起きないかもしれません。
獣医2名、看護師2名の配置を開業の条件にしたら、
だれも新しく動物病院を開業しないでしょう。
なぜなら緊急医療と遠いところにあるから獣医院を開業した人がたくさんいるからです。

私がこの事実を身をもって知ったのは20年ほど前です。
当時我が家の犬はジャーマンシェパードでした。
引っ越しした時に新しい家の近くで、
具体的には歩いて行ける距離で獣医さんを見つけなければいけませんでした。
幸い、獣医さん一人の小さな個人医院ばかりでしたが、
数件見つけることができました。
その中で最初に行った病院で、
連れている犬を見て診察前に話をされました。
その話とはジャーマンシェパードに胃捻転があること、
そして緊急手術が必要なこと、でした。
もちろん理解があることを説明しますと、
ならば話が早い、ということで、単刀直入に、
ジャーマンシェパードはいかなる診察でもお断りしています、
ということでした。
理由としては、緊急の胃捻転の手術ができないからでした。
深夜休日はもとより、開業中でも獣医一人、助手一人では対処できませんと。
さらに、予防接種等でかかりつけ医にされると、
緊急医療を断りにくいので、受診しないでほしいと言うことでした。
この時、確かに憤慨しましたが、
よくよく考えると、この獣医さんは正しく親切だと思います。
できない事、したくない事をはっきりと伝えるわけですから。
その後、残りの数件には、この事実を初めに説明しますと、
全員が同調されました。
嫌な態度ではなく真摯に受け答えいただきました。
中には体制の改革を求める意見を言われた獣医さんもおられました。
結局もとに住んでいた場所から、
通っていた獣医さんに今だお世話になっているのですが、
この時には随分と多くのことを学ばせていただきました。

緊急医療に取り組まないからダメな獣医さんではないですよ、
取り組めない体制に甘んじているのがよくないだけです。
最終的には診察や経営は秘密主義になっていきます。
獣医さんに質問するなんてもってのほか、と言う扱いなります。
やがて診察料も予防も不透明になります。
そこが良くない、という話です。

ところで、先ほどの最初に行った獣医さん、
もし、トイプードルが胃捻転で担ぎ込まれたらどうしたんでしょうね、
(もちろんトイプードルにも胃捻転は発症します)
胃捻転とわかっていて、あと数時間で手遅れになるとわかっていて、
ちょっと様子見ましょうって、言ったのでしょうか、
それとも他の病院に搬送したか、
あるいは事情を説明してそのまま安楽死を選んだか。
手術はしない、できないって言っている以上、
この3つしか選択肢は有りませんが、どうするんでしょうか。

続く。

次週はいよいよ、「獣医さんの選び方」で最後です。

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2017年4月14日 (金)

第366回

時節の話題

クモのヘレンが登場する絵本が我が家にあった。
その昔、息子が幼児のころのことである。
タイトルは何だったっけ?‥‥‥忘れた。
話の中身は‥…忘れてない、
え~~っと、たしか、いい話だった気がする、
ヘレンと言う名のクモが出てきて‥…いいことする、
要約するとこんな話。
その絵本以来、我が家ではクモを大切にする風習ができた。
だから家の中はクモの巣だらけだ。
と言っても、ホラー映画に出てくる空き家みたいにはなってない。
冬になって家主が死んだかどこかに行って空き巣になったクモの巣は、
掃除機で吸い取ることにしている。
残っているクモの巣は、
越冬のために冬眠しているクモの姿が確認できるので春まで放置している。

そう、飼ってる、と言えなくもない状態だ。
ただし、エサはやらない。
(エサと言う言い方は犬以外の生き物に使う主義、もちろん人間も)
クモなんだからちゃんと狩りをしていただく。
獲物は小さな飛ぶ虫。
当然、蚊もターゲットだが、何と言ってもこいつがありがたい。
なぜか蚊の多い地域で、犬たちが自由に家と庭を行き来するので、
家じゅうが蚊だらけになる。
すき間から蚊が入ってくるのではなく、
どうやら犬の体にくっ付いて入ってくるようだ。
で、家の中で自由を得た蚊は、今度は人間をエサにしている。

ヘレンがどれほどの蚊を捕まえているかはわからないけれど、
蚊のシーズンが終わったときの、
ヘレンの家を見ると体液を吸われた虫の死骸が天日干しされていて、
少しばかり狩りの成果を見ることができる。

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2月ごろの撮影、階段の踊り場の壁の角、冬眠中のヘレン、
大きさからしてたぶん幼齢か、
真ん中の黒い粒みたいなやつ。
周りに食べかすが残っている。
これじゃわからないので拡大。

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右側は脱皮の抜け殻。

もう一つ。

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キッチンの小窓のところ、トースターの裏。
こちらは巣ではなくなぜかそのままチョコンと冬眠。
死んでる?ちょっとさわるとかすかに動く。

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それから2か月、桜が咲いた。
そしてふと見るといない、ん?どこへ行った?
食べカスが同じだから同一場所の証拠になっている。
行動的になっているのだから無事に冬眠から覚めたようだ。
実は冬眠は安全ではない。
まず無防備だから天敵に狙われやすい。
天敵とはその手の天敵だけではない。
たとえば掃除機やほうき、虫好きの幼児も天敵になりうる。
あと、激しい気候変動もそうだ。
この時代、地球温暖化の影響で、冬場の環境が安定しない。
もっとひどいのが家の中だ。
暖房があると春の陽気、就寝前に暖房を止めると一気に極寒のシベリアになる。
暖かいと冬眠から覚めるし、で、また寒くなっても、
すぐに眠たくなるわけではない。
少しづつ寒くなるから眠たくなって冬眠できる。
一気に寒くなると冬眠ではなく凍死になる。
そんなわけで冬眠と言えども油断はできないのである。

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もしかしたら、こっちの人はもう死んでいるかもしれない。
ちょんちょんと突いてみるとわかるんだけど、
死んでたら嫌なのでそのままだ。
あと1か月してまだこの姿勢だったら完璧に天国だろう。

桜だけでない春の話題でした。

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いちおう桜の写真も(散歩コースの遊歩道)

獣医さんの選び方、その2

産業動物かペット産業か、どちらが正しいかわからないですが、
犬を取り巻く産業が確かに存在していて、
市場規模もそれなりにではなく、非常に大きいです。
動物病院も医療分野とは別に産業分野の側面も持つ、と言うことなのですが、
人間の医療もそうなのだから、産業分野にあることが不適切ではありませんね、
とっても自然なことです。
気持ちとしては医療分野は慈悲の集合体であってほしいと思いますが、
それで成立しないことはみんながわかっていることなのです。

ただ、前述した通り、犬の命は軽い扱いですから、
産業分野の側面においても軽い扱いになっています。
ここも人とは比べ物になりません。

まずは研究からです。
以前に獣医さんから直接聞いた話をしましょう。

「犬の病気は実はほとんどがわかっていない状況です、
なぜかって言うと、たいして研究されていないからです。
研究したいと思っている人がいても、趣味で研究できるレベルではありません。
一つの病気に対してかかる研究費用は人用も犬用も変わりないはずです。
でも予算は限られていますから、
どっちに使うかとなると、絶対的に人の方に使うことになります」

さらに、
「だから、人と犬に共通している病気は研究されますが、
犬にしかない病気はさほど研究されないのが事実なのです」

という話なのですが、妙に説得力ありますね。

たとえば薬を開発したとします、
しかし、膨大な実験と安全と、
肝心の効き具合を徹底して開発できるシステムにはなっていない、
ということですね。
さらに、副作用が多く出ても改善しないでしょう。
むしろアフターケアはほとんどしないのではないでしょうか。

薬品メーカーは開発費に見合う収益が見込めないと開発することはできません。
となると、治療薬よりも予防薬の方が収益が上がりそうです。
治療薬は治ったり死んだりするまでの需要ですが、
予防薬は一生涯を通してですから、市場に出回る数が違ってきます。
人と共有できる医薬品は比較的安全だと言えますが、
犬専用の医薬品は製品としての完成度は低いのではないでしょうか。
批判ではありません、そう言うシステムだからです。

犬専用の医薬品、使う側として簡単にわかるのは予防薬のほとんどですね、
狂犬病予防接種、混合ワクチン、フィラリア症、そして最近はやりのダニ取り剤ですか。
法律に保護され、世間の常識とされ、地域性の指導を受けて、
薬品メーカーに説得されて、自分の犬に投与することになるのですが、
その中身はほとんどの場合説明されません。

ちょっと意地悪して質問してみましょう。
1年に一回を義務づけられている狂犬病予防接種、効力のあるのは本当は何年?
以前は4種だった混合ワクチン、最新は11種、
病名とその症状、ワクチンの有効期限、11種全部言えますか?
フィラリア予防薬とダニ取り薬、どんなシステムでその虫に作用するのでしょうか?

答えは書きません、自分でかかりつけの獣医さんに聞いてください。
先に調べてから聞いたらダメですよ、それはほんとうの意地悪になります。

狂犬病の予防接種がもし一生涯有効だとしたら、随分とお金が助かりますね。
混合ワクチンは種類が増えるほど高価になります。
フィラリア感染症はもしもの対策として前後一か月をプラスされます。
ダニ取り薬は最近ですね、
ということは昔の犬たちはマダニからの感染症でたくさん死んでいたのでしょうか。

どうですか、気が付かれましたでしょうか、
そうなんです、たぶん、間違いなく犬用薬品メーカーの売り上げのほとんどは、
この4つでしょう。
儲けてはいけないという話ではありませんよ、
必要な産業なのですから、
良いもの作ってどんどん儲ける、いいと思います。
ただ、使う側がしっかりとその薬についてわかってないといけない、
ということです。
知らない犬に与えるのではなく、自分の犬に与えるのですよ、
全面的に信用するとかじゃなく、正体を知っておくのは責任だと思います。

今回は薬品メーカーの産業的関わりの話でしたが、
次週は獣医さんそのものの産業的関わりについて話しましょう。

続く。

余談ですが、ワクチンでアレルギーを起こして死んでる子いますよ、
多いか少ないかはわかりませんね、
それに因果関係を突き止めるのも難しいでしょうね、
なんたって、強烈なワクチン4種類同時に摂取するときがありますからね、
6月とかそうなんじゃないですか、
自分に当てはめるとそれは嫌ですね、
せめて一か月に1本ぐらいにしてもらいたいです。

余談その2、
薬品メーカーは犬で生体実験つまり、犬体実験してるんかな、
してそうな気がするけど、
やっぱ神の領域ですな、そこは。

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2017年4月 7日 (金)

第365回

腰痛その2

おかげさまであれからうまく付き合ってます。
無理さえしなければ何とかなるもんです。
それでそのうちに症状が和らげばもっけもんでしょう、
それぐらいの気持ちでいます。
だから予防策も重要になりますけどね。

この季節、具体的には3月から4月にかけて、
庭の雑草取りをしなければなりません。
これをしっかりとやっておかないと、
芝生の生育に問題がでます。
問題と言うか、芝が育たなくなるんですね、
つまり雑草に負けてしまうんです。

今はまだ芝生は目を出していません。
地中の浅いところで茎を潜らせています。
そしてもう少し暖かくなったら、枝分かれしながら一気に芽吹いてきます。
ところがこの雑草、名前はスズメノカタビラって言うんですが、
こいつがしっかりと根を張って芝の茎の成長を阻害するんですね、
で、芝は成長しないわけです。

と言うことで、このスズメノカタビラが成長する前に除草しなければならないのですが、
それがまた成長が早くって、ちょっとサボるとあっという間に大きくなっていきます。

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立派に成長してるスズメノカタビラ、
こうなるとほんと大変。

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雑草取りはもちろん手作業なんですが、
しゃがんでの作業なので、腰への負担が大きいのです。
わずか10分ほどの作業で、すっと立ち上がれないほどです。
立ち上がっても、腰の曲がったじいちゃんになります。

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そこでこいつの登場です。
今年初めて購入してみました。
昨年までは腰痛持ちじゃなかったので、
座り作業ができたのですが、今年はどう考えても無理です。

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実際使ってみると、んん、楽です。
たいして高くないところに座るのですが、
これぐらいでも十分に効果的ですね。ちょいと驚きです。
座面が回転するの良いです。
ちなみにお値段は1500円、高い?
いやいや安いですよ、この快適さで1500円、
耐久性が心配ではあるけれど、1シーズンで壊れても安いかも。
とにかく、腰の負担がほとんどないのが素晴らしいです。
どうでしょうか、皆さん、
一家に一台、「イージーターンチェアー」、
本日は特別価格にて提供いたします。
台数に限りがあります、今すぐお電話を。
(ほんまに電話してくんなよ)

ところで「腰痛あるある」を一つ。
和式トイレで拭けない。
痛みで腰が回らないから、前からも後ろからも無理。
しかも和式トイレにはウォシュレットがないから最悪。
どうしたか、って?
それは言えん。

獣医さんの選び方、その1

この話はマズイですね、
いくらなんでも話題がないからってここに手をつけちゃいかんですよ、
そうなんです、まさに聖域、本当は触れてはいけないところなんですが、
あえて踏み込んでみましょう。
そうするとそこが聖域でも何でもないことがわかりますし、
隠れた問題を考えるきっかけにもなります。

獣医さんを批判するつもりも攻撃するつもりもありませんし、
意見を言うつもりもありません。
犬飼にとって必要な間柄なので、
本音で付き合える仲になりたいと思っているだけです。
タイトルはこっちからの上から目線で申し訳ありません。

さて、まずは現状を再確認しましょう。
この手の話はタブーになっているので、
ついつい現状を忘れがちになります。
そうなるといつの間にか理想を現実と勘違いしてしまうので、
何かと不都合が起きてしまいます。
不都合とは実際に獣医さんの世話になるときに、
特に緊急事態の場合など、過度の期待をしてしまったり、
あるいは、わかっているけれど不条理さに怒りを覚えることです。
少し酷なことですが、現実を突きつけさせていただきます。

犬の命は軽い。
全ての生き物の命は同じ重さではないです。
そんな中で犬と猫とあえて言うなら馬だけは、と思うのですが、
残念ながら人に比べたら軽いです。
それもちょっと軽いじゃないですね、
比べ物にならないぐらい軽いです。
言い方悪いですが、家畜レベルです。

獣医さんもちゃんといるし、そんなことはないでしょう、
世間では犬猫はペットではなくコンパニオンアニマル、って言われているし、
仕事をして人の役にも立つし、
セラピードッグなんてその最たるものだし、
薬も設備も人並みだし、
何と言っても家族の一員だし。

そりゃそうだ、間違ってません。
けどね、夜中どころか日中でも救急車はきませんよ、
その意味は、救急車が必要な時には死んでおいてください、なんです。
これ極端な話じゃないですね、
救急車が必要でないレベルと言う認識は、
犬を取り巻くほかのすべての基準となっています。

ペットホテルや犬を一時預かりするところ、
もちろん保健所の殺処分施設も、
あえて悪環境ではないにしても、
不慮の事故は仕方がないというレベルの安全管理です。

ペットグッズもそうです。
売れることが第一で安全は二の次です。

安全とは言うまでもなく、命を守ることです。

そして獣医さんも、という話になります。
それって最悪じゃないですか、と言われそうですが、
そうではありませんね、
たとえば麻酔事故、おそらく頻繁に起きているはずですが、
公表されませんし、誰も調べません。
当の飼い主さんにもそれは言いませんので、
実態はまったくわかりません。
たぶん、獣医師会でもデータの共有もされてないのでは、と思いますが、
されていたらゴメンなさい。
つまり、その安全レベルで対処しようということで、
そのように環境整備してきたので仕方がないのです。
一人の獣医さんが「い~や、それではダメだ」と言ったところで、
世間の環境から変えないといけないので、
夢物語ではないですが、簡単ではないです。
それに、これも言ってはならないことかもしれませんが、
飼い主さんの方の自覚も世間一般ですからね、
麻酔から覚めないで死んでしまった時に、
麻酔事故ですか、と詰め寄ったりはしませんね。
(私はしましたけど‥‥)
それは、どこかで暗黙の了解があるからだと思います。
飼い主さんもまた犬の命を世間並みに軽く見ているのです。

続く、
ダメダメ、重たい話は短い方がいい、
次週は動物産業からの視点です。

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2017年3月31日 (金)

第364回

プリンターが壊れた

タブレットに続き今度はプリンターが壊れた。
なんてこったい、などと江戸風に言ってみたくなるが、
人生、何かにつけてこう言ったことは続くもので、
たとえば小学生のころだと、運動会が雨で2回連続中止になったり、
大人になってからは、買い物に行ってお目当ての店が臨時休業で、
近くの代わりの店も休みだったりする。
家の電球が切れたので買ってくると、
きまって他の電球が切れたりもする。
不幸だとか試練だとかじゃない、
わりと「もう」ですみそうなプチショックがほとんどだが、
今回の事件だけは少しばかり様子が違った。
・・・事件、なんて言ってますが…

機械ものだから壊れるのは仕方がないと思っている。
もちろん機械ものに限らずだが。
問題はどんなふうに壊れるかによって、影響の大きさに差が出ること。
とうとう壊れたか、長い間ご苦労さん、もうゆっくり休んでくださいな、
なんてことを言われる壊れ方もあるし、
もう壊れたのか、不良品だな、なんて時もある。

今回の壊れ方は良くなかった、
えっ、今?、それはないでしょ、と言う壊れ方だった。
前日どころか、直前まで普通に3枚プリントしたら、
それで壊れて残り6枚プリントできなかった。
どうしても必要な6枚だったから、何とか応急処置でもしたかったが、
それをも許さない壊れ方だった。
つまり俗に言うウンともスンともだ。

確かに今日びのプリンターはよく壊れるし、
本体価格もそれなりに安くしている。
消耗品のインクカートリッジ2個分で本体が買えたりする。
おそらくプリンターとはそう言うものなんだと思う。
構造上耐久性が見込めないのではないか。
ただしこの話はインクジェットプリンターのことであって、
会社のレーザープリンターは故障知らずだ。

これはいい、へんに欺かれるよりはよっぽどいい。
壊れること自体には怒っていないのだ。
怒っているのはその壊れ方だ。突然はダメでしょう。
重要な商談中の人もいるんじゃないの、

「今ここで見積もり書印刷して提出しますので、ぜひともわが社に‥‥」

「ほう、ここでってどういうこと?」

「ハイ、プリンター持参してきました」

「でもここには電源コンセントないよ」

「大丈夫です、バッテリーで動くので」

「お~お、それはすごい、」

必ず契約してくれそうですが、せっかく出したプリンターが、
3枚だけ印刷して壊れたらどうします?

「まぁ、いいですよ、社に戻られてから改めて作って、
郵送で送ってください。」

なんてこと言われて、2~3日もたもたしているうちに他所に仕事取られる。

「あ~なんてこった、あの時壊れなかったら契約できたのに、
壊れるんだったら前もって言えよな、ったく」となる。

そう、突然壊れたことに怒っている。

昔のプリンターは壊れる前兆があった。
ペーパーが詰まったり、印刷がかすれてクリーニングをしたり、
プリンターだけじゃなくすべてのものに壊れる前兆があった。
その前兆がわかっていたら、重要な時には別のものを用意したり、
もしかしたら新しいのを買っていたかもしれない。

前兆なく突然はダメだ、許されるべきでない。
ここらはもしかしたら、デジタル機器の大きな弱点かもしれない。

翌日、取り扱い説明書のエラーの項目を見ると、
ほかのエラーには対処方法が載っているが、
このエラーには対処法がないようである。
オレンジのリセットランプの点滅回数で故障の種類がわかる。
サポートセンターに電話すること、とあるので電話すると、
やはり修理が必要のようで、費用はなんと送料別で15.000円ほどと言う。

そんなバカな、
だって最新の新品がアマゾンで21.000円だぞ。
「そんな費用で修理を頼む人いますか」と尋ねると、
あまりおられません、とすんなりと言うので、
ちょっとムカついてしまって、
そんな若い女性のオペレーターさんにオラオラ当たって申し訳ないけれど、
怒りは収まらず、「壊れる前兆が必要」論をぶちまけると、

「そこも含めて申し訳ありませんでした」
と言ってくれたので、
新しいのを買うことにした。

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おやつの罪

ほぼ1年前に?した「おやつの話」の別バージョンです。
以前はおやつとドッグトレーニングの話でしたが、
今回はおやつと健康の話です。
私は獣医ではないので獣医学的な見解ではありません。
あくまでも犬の飼育者としての経験からの見解です。
ただ、多くの獣医師さんは同調してくれると思っています。
このことで直接詳しい話し合いをしたことはありませんが、
たぶん獣医学的見解と大きな差はないはずです。

生命体として犬は丈夫な動物だと思っています。
いきなり…なんですが…
つまり簡単には死なない、ってことですね。
これは人と似ています。
しかし、人と明らかに違うところは、
一線を超えてしまうとあっという間に死んでしまうことです。
これは元の寿命の設定がちがいますから、そうなると考えています。

一線を超えるとは、例えば温度であったり、
細菌感染であったりします。
交通事故などの強烈な外圧もその程度は一線と呼べるかもしれません。
だからほんの数時間前まで普通に元気にしてたのに、
たった今間際にいるなんてことは頻繁にあります。

超えてはならない一線は犬の周りにたくさんあります。
それは外であったり内であったりします。
外とは外的要因で内とは健康を直接司る体内のことです。

犬は人の7倍の速度で生きます。
よって内で起こったことも7倍の速さで進行します。
一線を超えてしまってからも7倍ですから、
人とは比べられないほど早く逝ってしまうのです。
もちろん、この7倍は一線から引き返すときや、
健康を取り戻すときにも働きますが。

さて、肝心のおやつ、ですが。
率直に申しまして、犬にとって必要なものではありませんね。
人と違って食べることはダイレクトに生きることで、
食に関して癒しや文化、楽しみとは結びつきません。
かと言って味がわからないわけではなく、好みもありますが、
食の内容によって心が不安定になったりはしません。
もちろん食べれないのはダメですが、
ちゃんとした物をしっかりと食べていればおやつは不要になります。

おやつで犬に好かれようと言う魂胆は前回の話なので、今回はしません。
ここで決まって出てくる話が、
「でも、ウチの子おやつ大好きですよ」なのですが、
その存在を教えたら誰だって好きになりますよ、
かと言って、今からその存在を消しても、
そのことで犬が死んだり精神的に不安定になったりはしません。
昨日まで5年間与えていたおやつを今日から辞めても、
もちろん「なんで?」と言う文句は言ってきますが、
それが原因で暴れたりすることはありません。

あえて言うならば、おやつと普段の食事の区別は難しいです。
おやつは別腹だとか言うのは人だけです。
食べることはすべて食事ですから、
ほんの一握りのおやつは「なんでこんなに少ないねん」以外に思いません。
だからいくらでも欲しがるじゃないですか、キリなく。
「さっき朝ごはん食べたし」も説明が難しいです。

きっと動物人間にもおやつは必要ないのでしょう、
だからおやつの定義が成立しないので、
犬にも教えられないし、
人は都合よく、食事で賄えない栄養を補う、空腹感を減らす、
リラックスと楽しみのために、人と仲良くなるために、
などとそれらしい理由をつけますが、
犬にもそれらしい理由をつけておやつを与えることに正義感を持つと、
残念ながら内にある一線を簡単に超えてしまうことになりますよ。

犬たちは胃腸も丈夫です、しかし同じように一線を超えれば弱いです。
胃と腸のどちらがデリケートなのかはわかりませんが、
どちらかだけに不具合があるのではなく、
多くの場合その両方にあるようです。セットだと言ってもいいぐらいです。
これは犬だけの特徴かもしれませんが、
胃と腸は休めることによってその状態を保っています。
狩猟動物の名残でしょうか、
一度に大量の食物をとる生き方をしてきたからだと思えます。
大量に摂ってそしてしっかりと休めるが肝心です。
下痢やおう吐の特効薬は絶食です。
とにかく胃腸を休めることです。
休めてから薬物治療がベストでしょう。

食欲は生きる力ですから、胃に自身がそれを制御するのは難しいですが、
重症の胃腸疾患の時には自ら絶食を決行します。
あまりにも長く食べないので、そのことで死ぬのではないかと思うほど絶食します。
そんな犬を飼い主さんは見守らなければならないので、
辛い事この上ないでしょう。
しかし、それが最善策ですから、耐えるしかないのです。

胃腸を休めると言うのは食物を摂らないということです。
食物を摂取すると消化するために体が反応します。
つまり見た目は休んでいても、内は働いているということです。
食事の後にどれほどの休息が必要かはわかりません。
しかし、12時間ぐらいでないことは確かでしょう。
おそらく丸一日、ぐらいではないかと考えています。

そう考えると、理想の食事回数は一日に一回となりますが、
その根拠は確かではありません。
ただ、おやつを頻繁に与えれば胃腸の休息時間が無くなることは確実です。
量の問題ではありません。
無関係ではありませんが、少しでも食物が入ったら内は働きだします。

犬たちが胃腸障害を起こす一番の理由はストレスでしょう。
おやつが直接的原因ではありませんね、
それはおやつがおやつと言う認識ではなく、
量の少ない食事だからです。
もちろん先ほどからの話のとおり、おやつは胃腸障害の元ですが、
直接原因はやはりストレスだと思います。

たとえ軽くても胃腸障害を起こしているときにおやつを与えると、
胃腸の休息になりませんから悪化することは明らかです。
ここで問題なのは、おやつが食べられるから大丈夫と判断してしまうことです。
コップの水はあふれる前に予防しなければ、
あふれだしてから止めることはできないのです。

腸は激しい下痢です、大腸炎を伴うと出血しますし、
脱水症状になることがあります。
胃は嘔吐ですが、状態としては下痢よりも嘔吐の方が一線を超えやすいです。
まず、恐怖の胃捻転があります。
嘔吐は相当な筋力と体力を使いますし、
実際体力を使いすぎてそのことで死んだ犬たちがいます。
それに吐くは本来の胃の動きとは真逆ですから、
胃をぶら下げている靭帯が急速に伸びきることにつながります。
これが胃障害から発症する胃捻転です。
さらに嘔吐は直接胃粘液を出しますから、
下痢による脱水とは進行速度が違ってきます。
特に水を大量に飲んで嘔吐を繰り返す場合は注意が必要です。
200ccの水を飲んで嘔吐した時には倍の400ccの水分を放出してしまいます。
これを数回繰り返すと脱水によるナトリューム不足で、
一気に一線を超えてしまいます。

おやつは怖いですね、
特に胃腸障害を患わっているときは一線を超えるボタンを押しているようなものです。
でも現実は、それでもおやつを与えてしまいます。
犬たちの命を軽く見ているわけでもなく、
よくないこともわかっているのですが、
それでもおやつを与えてしまっています。
それはなぜでしょうか、
犬が喜ぶから、そりゃ喜びますよ、食事ですから。
嬉しそうになついてくれるから、
飼い主さんだからどんな時も嬉しそうになつくでしょう。

違います。
それでも犬たちにおやつをあげるのは、
飼い主さん自身がおやつに依存しているからです。
依存症と言ってもいいぐらいです。
犬たちのためにおやつをあげているのではなく、
おやつをあげる自分のためにおやつをあげているのではないでしょうか、
冷静に考えればそれが必要でないことがわかります、
健康な時はまだしも、そうでない時にこそ必要でないのに、
我慢できなくなります。
言い方悪いですが、それは明らかな依存症の症状です。

おやつをあげることを誰かに、あるいは自分から禁止されて、
心が苦しいのなら間違いなく依存症だと思ってもいいです。
犬たちの問題ではありません、飼い主さんの問題です。

おやつあげたい症候群が一線を超えます、
どうか超えないようにしてやってください。

久々の厳しい話でした~
説得力、ある?
ご意見賜ります。特に獣医さんからの意見がうれしいかな、
でも、やっぱいいわ、返事がちょっとじゃまくさい、
なんてことを‥…言うかそう言うこと。

いいんですよ、この話は信じれる人だけが信じてくれれば。

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2017年3月24日 (金)

第363回

断捨離はけじめと旅立ち

息子の大学の卒業式に行ってきた。
本人は来てほしいとは思っていなかったようであるが、
大学の卒業式とやらを見てみたいのと、
そして少しばかり味わってみたかったので、
その気持ちは無視して行ってやった。

一時期、大学の卒業式に親が出向くのは、
子離れができていないなどと言って批判されていたが、
今はそんなこともないようなので、堂々と行くことができる。
それに通っていたのは子供だけれど、学費を払っていたのはこっちだから、
お客さん的な見方をすると、当然参加させてもらわないと、と思うのである。
それにしても、そんなことを考えると、
自力で通っていた学生さんたちは立派だと思う。
なかなかできることじゃない。
なるべく早く、返済免除の奨学金制度を作っていただきたい。
いずれこの国を背負っていく若者たちだから、
勉学にしろ、スポーツにしろ、遊びでも、恋愛もバイトも、
学費の心配なく打ち込んでもらえたらと考える。

期待していたのはハリウッドの青春映画に出てくる、大学の卒業式。
芝生のきれいな校庭でガウンと四角い帽子をかぶって、
シャレの利いた粋な学長のスピーチと明るく振る舞う学生たち。
現実は違った。一言で言うとあんまりだった。
公立の小中高学校と同じである、あの雰囲気だった。
重んじるのは厳粛と規律と公人の祝電と長く取り留めのないスピーチ。
卒業させてやった感と恩着せがましさは、
卒業後のエールにはならず、単なる脅しだけ。
小中高はともかく大学なんだから、
もっと気持ちよく卒業させてやればいいのに、と思うが、
もしかしたらここの大学だけか。

1か月ほど前のある日、
「車で荷物を運んでほしいと」息子が言う。
リサイクルショップで不用品を処分したいとのこと。
そう言えばやたらと部屋を片付けていた。
本人は否定、いや、否定と言うよりもその域に達していないと言うが、
傍から見たら間違いなく「オタク」属だ。
そんな話をすると、オチは「お父さんと一緒やし」で毎回決まるが、
そのお父さんも「その域じゃない」と思っている。

けっこうな荷物だ、よく集めたもんだ、
本にDVD、ゲームにフィギアとプラモデル。
何年分?と何円分?
それにしてもよくこれだけ部屋に入っていたな。
おかげで部屋は広くきれいになっていた。
でも本当にいいのか、処分して、レアものもあるみたいだし、
コレクションは歴史だからね、
オタクなんて言って馬鹿にするやつは、歴史も否定しているやつなんだ、
と自分のものじゃないけど、処分が気になる父。

「ええねん」とえらくあっさりと言う息子。
そうか、そう言うことだったのか、
4月からの社会人に向けてのケジメか。
旅立ちのための断捨離のようだったので、
もう何も言わないことにした。
なんだかんだ言ってちゃんと考えているのか、
と思うと、それなりにうれしく思い、
大量の荷物をせっせと車に運んだ。

量が量だけに、査定に時間を要した。
査定額を受け取りに行って戻った息子が「けっこうあったわ」と言う。
別に金額を聞く必要はないので聞かなかった。
お年玉ももうないし、人生これからもっとお金も必要になってくるし。
とにかくその心意気を尊重してやりたかった。

それから数日後、整理された息子の部屋に、
真新しい最新のゲーム機が箱と一緒に置いてあった。
えっ?!そう言うこと?
う~~ん、しっかりしていると言えばしてるわな。
ショックがっていいのかどうか、卒業式が終わった今も悩んでいる。

Ps44

フリースタイルの演技
ディスクマネージメントの極意その9・最終回

実際の演技にディスクマネージメントを計画する

考え方と取り組みがわかり、
体が自然に動けるように動作の練習もしたら、
実際の演技にディスクマネージメントを計画します。
と言うことは、あらかじめルーティーンを決めておくことになりますが、
こう言った取り組はその演技がアドリブ的であっても、
あるいは急な計画の変更であっても、
十分に対処できるので心配ありません。
ただ、ルーティーン全体が初めから計画性のない、
即興性の大きい内容であった場合、
ディスクマネージメントも即興性が高くなるので、
優れた精度を確保することが難しくなるでしょう。
よって、とりあえずは仮でもいいので、ルーティーンを確定させることを勧めます。

計画図を作る。

犬と共に考えたルーティーンを部分的に実行します。
そして手持ちのディスクが少なく、あるいは無くなったときに、
一旦ルーティーンを止めて、紙にディスクの散らばっている位置を作図します。
縮尺に精度は必要ありませんが、
スロワーを中心に大まかな距離と角度に明示します。(例えば色付きで〇を書く)
それぞれの印にキャッチの種類(トス、オーバーなど)も書いておきましょう。
犬がディスクを咥えたままの時は、
その動線の方向に矢印を書けばいいでしょう。
一概に言えませんが、2分ほどの演技では概ね7~8枚の紙が必要になります。

同じルーティーンでもディスクの散らばる位置が安定していないとすれば、
それはルーティーンの完成度が低いと言えますので、
まずはそこの精度を向上させましょう。
また、風などの影響を受けて安定しない場合は、
安定する条件を見計らって実行しましょう。
ディスクマネージメントを施すことによって、
演技の質は向上しますが、
精度に貢献することはあまり期待できません。

よりよくなるように計画する。

計画図が作成できたら、
どうのようにディスクマネージメントを施すかを計画していきます。
ディスクを拾い集めるなら、その順番の動線を明記します。
そして、拾い方の姿勢や演出的アクションもできるだけ細かく示します。
多くの場合、次の計画図になるときはルーティーンの流れも変わるときなので、
その流れに添えるようにわかりやすくしておきましょう。

この計画の段階でトリックの位置やスローの方向を、
ディスクマネージメント的(ドロップ位置の調整も含む)
にすることがありますが、
そのような場合は改めて変更後の計画図を作成しましょう。

エアー練習をする。

計画図に指示が書き込めたら、実技の練習をします。
まずは犬と一緒ではなく、犬を使わないエアー練習をします。
エアー練習ではレトリーブができませんので、
スロー系はスローするにはしますが、
犬がディスクを手元までもって帰ってきた設定で、
予備のディスクをもう一枚持っておくといいでしょう。
例えば、5枚のルーティーンでそのうち2枚がスローなら、
初めに7枚のディスクをもって練習するということです。

スローの後にオーバーと言った具合に、
ディスクを途中でドロップさせる場合は、
既定の長さのスローはせずに、そのドロップさせる位置までのスローにします。
こうすることによってより実践的なディスクマネージメントが可能になるでしょう。

エアー練習は犬の動作を想像することが重要です。
それはキャッチの合間の動作もそうですし、
犬にWaitやSitなどの指示を与えた場合もエアーとしての練習が必要です。

ビデオ撮影する。

エアー練習を十分に行ったら、犬と共に演技し、
それをビデオ撮影します。
ただし、最初から演技全編を撮影せずに、
計画図を作るときのように小分けにするといいかと思います。
キャッチミスがあまりにも多いと、
ディスクマネージメント的シュミレーションは意味を持たなくなります。
ミスキャッチはディスクマネージメントの計画を台無しにしてしまうのです。

小分けにした精度の高いビデオを連続して見ると、
流れの切り替わり時や全体の印象がより適切であるかが見えてきます。
もちろんこの時点で演技の変更を余儀なくされることもありますが、
それはより発展的だと考えればいいでしょう。
撮影はできる限りあらゆる方向が望ましいです。

連続した演技の撮影はルーティーン全体を検証するときに行うので、
今の段階では必要ないと思います。
それにまだまだ発展的変化をしていく段階だと考えればいいでしょう。

ビデオ撮影は推奨します。
それは演技を客観的に見ることが現実問題として、
プレーヤーはできないからです。
それに往々にして実際に見ている側と演じているプレーヤーとでは、
見え方に大きな差があります。
表現するが主体ですから、この差は厳しいものになります。
そしてこの差を埋めるためには、
プレーヤーが自分を客観的に見ることのできる能力が必要なのです。

今回でディスクマネージメントは終わりになります。
フリースタイル講座も終盤になってきました。
残りはパフォーマンスと演出になります。
ご期待ください。

そうそう、言い忘れ、
エアー練習も音楽を使うといいですよ。
完璧なエアー練習を音楽付きで見ると、
あたかもそこに犬がいるような錯覚に襲われることがあります。
そこまでの精度が練習の段階で必要とは思いませんが、
それはそれで面白く楽しいものです。
挑戦する価値ありですね。

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2017年3月17日 (金)

第362回

あかんやろ、今年のお水取り。

春めいてきました、夜はまだまだ寒いのですが、
それでもどことなく風が温かく何とも言えぬ妙な、
それでいて少し不気味なそんな春先が心地よろしいです。

Dsc04231
2016、昨年のお水取り、火の粉の滝がメインイベント

さて、こうなると恒例の奈良東大寺二月堂のお水取りに出かけようとなりまして、
2週間ほど続く東大寺の僧侶の修行でありますが、
参拝者にとってはイベントに違いありませんで、
一番盛り上がる大松明の12日がちょうど日曜日と重なりますので、
自然とこの日に出かけることになったのであります。

もちろん例年大変な混雑でありまして、
厄除けの火の粉を浴びられる場所にはたどり着けませんが、
それでも風の具合によってはその火の粉の火の消えた、
ススのようなものは飛んでまいりまして、
厄除けの効果があるものかわかりませんが、
一応浴びることができます。

ところがどうでしょうか、
二月堂に向かう参道、
二月堂まで100mと言うあたりで通行規制が引かれておりまして、
そこから先へは進めないことになっております。
案内説明をするのはガードマンだけではなく、
奈良県警の警察官も大勢いて、
なんとも物々しい雰囲気であります。
昨年も12日の大松明の日に来ているはずですが、
このようなことはまったくございませんでした。

Dsc02338

おそらく、察するに昨年に何か不具合があったに違いありません。
混雑で誰か怪我人が出たとか、はたまた尋常じゃない人の数によって、
大松明を見ることができなかった人たちが、
クレームをつけたとかです。
そうでないと、こんな大掛かりな警備はしないと考えるわけです。
普段なら人の集まるところに集まってくる奈良公園の鹿も、
この雰囲気にたじろんでおります。

Dsc02339

言うまでもなくここの位置では火の粉のススはおろか、
松明そのものも見ることはできません。
「どうするんだろう」と気をもんでおりますと、
いいタイミングで説明のアナウンスが入ってまいります。

それによりますと、300名ほどでグループを形成し、
そのグループ単位で歩きながら松明を見るということであります。
グループとグループは十分な間隔をあけて事故を防ぐと申しております。
そうなると心配なことがございます。
この日は松明がその数だけ一斉に並ぶことになっておりまして、
いわゆる新聞やニュースなのどによって紹介される、
お水取りイコール「火の粉の滝」の画ですが、
総演出時間はその他の日の1本づつ登場するときよりも短いことになります。
となれば最初の方のグループは見ることができても、
後ろのグループが二月堂に差し掛かるときには、
松明が終わっている可能性がございます。
冒頭に申しました通り、イベントでございますから、
「火の粉の滝」を見ずしてお水取りを見に来たはありえません。

私たちのグループは前から3番目のグループになりました。
グループごとに牧場の羊みたいにロープ策で仕切られています。
確かに、数えていませんがざっと300人はいるでしょう。
3番目は微妙な位置です。
もしかしたら見れるかも、と言う位置になりますから、
ここであきらめて帰る決断ができないのでございます。
事実、春先とはいえ寒空に立ちっぱなしですから、
この状況に我慢できず怒られて帰られる人もございます。
後ろを覗き込みますとグループはゆうに10を超えていそうです。
暴動が起きるのではないかと心配になります。

そんな時、松明登場時間が迫ってまいりますとまたアナウンスがあり、
参拝方法の説明がございます。
それによりますと、なんと、1松明1グループで参拝するとのことです。
そのグループが二月堂の下を通過するときに、
松明が一本、二月堂の檀上に現れるというあんばいだそうです。
本日の松明は全部で11本ですから、
11グループまでは一応松明を見ることができそうでありますが、
肝心の「火の粉の滝」はどうなったのでしょうか?
壇上に松明が並ばないのなら今日見る理由はありませんし、
そもそも僧侶たちの修行ですから、それをただ見に来た人たちの都合に合わせて、
変更してもいいのでしょうか。
などと考えるのですが、本心は「火の粉の滝」をカメラに収めたいだけです。

Dsc02341

ようやく隊列が動きますと、こんどは動いた隊列を乱れさせないために、
警備の人が大声を張り上げます。
見られるか見られないかの心情での待たされでございますから、
我先にと早足になるのは致し方ないことです。
かと言ってそれを許してしまいますと、今日やってきた努力は水の泡となります。
「先導の警備員を追い抜かないように」とさらに怒声ともとれる対応ですが、
参拝者たちには届いておりません。
そしてとうとう、人間バリケードとなるのでございます。
警備員数名が隊列の最前列で手をつなぎ、
参拝者に背中を向けゆっくりと前進していきます。

この人間バリケードに出くわした途端、情緒も何もなくなってしまいますが、
ここからは階段の登りとなっておりますので、
休む間もなく転倒注意勧告が行われます。
ようやく松明が見られるところまでやってまいりますと、
ほとんど全員がカメラの用意をしますが、
今度は絶対に立ち止まらないようにと急かせるのでございます。
松明は隊列の進み具合を確認してか、それに合わせて舞台の端から移動してまいります。
そして端っこに突き出した松明の下を隊列は進んでまいりますので、
一応わずかながらに火の粉らしきものは歩きながら浴びることができるのでございます。

Dsc02350
一本だけだとこんな感じです。

次の松明を振り返って眺める余裕はございません。
この時点で、もはやさすがに誘導されることはございませんが、
ほとんどの人の帰路を急ぐ心理に押されて、
ひたすら参道を下ることになるのでございます。

厳かさは欠片もない、イベントとしても貧弱で、
昨年とは打って変わったこの状況に、もはや来年の期待はできず、
落胆と共に帰路の駐車場へとたどり着きますと、
おびただしい数の観光バスが止まっております。
どうやら原因はここにあるようでございます。
なるほど、確かに隊列の中にも外国の人がたくさんおられました。
アジア系だけでなく欧米諸国と見受けられる方も目立っておりました。

Dsc02359
ざっと数えて30台以上

Dsc02357
こちらは奈良県警のバスです、全部で7台。

お水取りは752年に始まって以来、今回で1265回目でございますが、
その間一度も休むことなく続けられてきました。
東大寺が焼失した時も、応仁の乱、関ヶ原の合戦の時も、
明治維新の時も太平洋戦争の時も、
飢饉や大災害の時もであります。
それだけ続けられた理由は決まり事にこだわらず、
時代時代に求められることを取り入れてきたからだと思うのであります。
お目当てがかなえられなかったので残念と言えば残念なのですが、
そのように考えますと、海外の観光の人に合わせて重い慣例を替えてしまう柔軟さこそが、
長く続けられてきた理由ではないかと思うのでございます。

でもやっぱり「あかんやろ」。

フリースタイルの演技
ディスクマネージメントの極意その8

実践的な練習

ディスクマネージメントは考え方と取り組みで対処できますが、
それでもやはり練習は必要です。
もちろん練習と言ってもできないことを出来るようにする練習ではなく、
考えたことやとっさの判断に体の反応を素早くすることと、
そう言ったことに慣れるための練習となります。
またこの練習は短いスパンで定期的に行う必要はありません。
ある程度慣れてしまえば、ルーティーンンを練習する中で、
ディスクマネージメントも同時に考え動ける練習ができるはずです。
これが習慣化すればそれがベストだと言えます。

落ちているディスクを拾う練習。

概要
ディスクを10枚持って後ろ向きに立ち、
見えないように後ろ側にその10枚のディスクを無作為に10m以内で投げます。
全部投げ終わったら振り向いて、散らばっているディスクを拾い集めます。

詳細
〇ディスクを無作為に投げると言っても、ちゃんと練習になるような投げ方をします。
同じような場所に固まるのでは無く、縦と横の距離がバラバラになるようにします。
そうすることによって、結果的にその内の2枚程度のディスクが接近することがありますが、
それはそれで適切だと考えていいでしょう。
実践的に隣接したディスクの配置は十分に考えられることです。

〇散らばったディスクを途中で見てはいけません。
途中で見るとそれがディスクを拾う時の計画に入りますので、
新たに投げるディスクの位置を無意識に調整してしまいます。
あくまでも散らばったディスク10枚を一度に初めて見る必要があります。

〇すべてを投げ終わったら振り返ってディスクの散らばり具合を確認し、
演技の正面を設定し、どこからどのように拾うのかを計画します。

効用
初対面のパターンに適切な計画を立て、
かつ実行出来るようにします。
このことによって、ある程度事前情報があることに対しては、
より精度が高くなりますし、
その事前情報が当てはまらなかったときや、
まったく違うものに出くわしたとき、
あるいは予想外のことがおきてしまった時などにも対処できるようになります。

さらにこう言った練習に慣れてしまえば、
ディスクマネージメントについては頭の片隅で考えれば十分となり、
本質のプレイにより集中できるようになります。

参考とコツ
〇リズミカルに捉えるとより効果的になるので、
それなりの音楽に合わせて動くと良い結果がでます。
(演技で使う音楽とは限りません、音楽が用意できない時は、
自分の口でテンポを数えるだけでも効果があります)

〇ディスクの拾い方は事前に、
スタイリッシュに見える拾い方を練習しておきましょう。

〇練習の初めは急いで動く必要はありません、
やり直したり、頭の中を整理しながら進めるといいでしょう。
また、早いだけがベストではありません、
練習を積み重ねると緩急をつけた動作が出来るようになりますし、
それは演出的に見ても効果的です。

〇反射的に体が動くようになって来れば、
途中で拾ったディスクでスローを入れるのも効果的です。

〇動画を撮影して自己解析をお勧めします。

目的
ディスクを拾い集めることに対する神経の使い方を軽減させます。

続く、
次回は「実際の演技にディスクマネージメントを計画する」です。

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2017年3月10日 (金)

第361回

500円玉でグキっ!。

とうとう腰痛持ちになってしまった。
「持ち」だから「まんせいてき」になるんだろうな。
と、つい、この「まんせいてき」に比重を置いてしまうのが不思議な感じだけれど、
漢字で書くと「慢性的」だから、これはちょっとばかし怖い感じがする、
重症のような、もう治らない的な、老化への加速のような。

今は重症じゃない、日常生活にも支障はないし、重いものも持てるし。
違和感は確かにある、何と言うか「凝ってる」感じがする。
それよりもやはり「まんせいてき」が耳の奥で何かをつぶやいている。
「まんせいてき」だからな、いつ来るんだろうかと気が気じゃないぞ、って。

思い起こせば腰痛さんと最初に出会ったのは20年ほど前になる。
原因は35㎏のジャーマンシェパードが、
2m先から背中に飛び乗ってきた時だった。
そのまま倒れ込んでしばらく起き上がれなかったのを覚えている。
針治療でほぼ一瞬で完治した、処置が早くそれに若かったし。

それから15年ほどは付き合いがなかったな、
お互いに忙しかったし、会う暇もなかった。
だからもう腰痛さんのことはほぼ忘れていいた。

またちょくちょくと会うようになったのはここ5年ぐらい、
再会してしばらくは照れがあったのか、
頻繁に会うことはなかったし、ちょうどいい関係の距離だったと思う。
だってしばらく会わないうちに、二人とも生活環境も変わったしね、
それに言いにくいが年齢も重ねると思いもまた変わる、
あの時のままと言うわけにはいかない。

それがどうしたことか、
ここのところ1年ぐらいは、以前にもまして会うようになった。
ちょっとしたきっかけで、無理をしている自覚はない、
それに今更、会いたいなんて言える年でもない。
でもやっぱり心の奥で惹かれあっているのかもしれない、
忙しくてちょっと無理をすると会いに来てくれる。
特に力仕事が続いた週末には必ず一緒にいるようになった。

たぶん完治はしないと思う。
それで少し良くなったら、安静を無視して動くのでまたぶり返す。
そんな繰り返しか、そして一生をともにすることになるのだろうか、
と思っている。

Low_back_pain

先日、スーパーでかなりご年配の方が、
目の前で500硬貨を落とされた。
運悪くその500円硬貨は段ボールごと陳列されている商品の、
段ボール箱と段ボール箱の幅が20cmほどの隙間の奥に転がった。
奥行きはそこそこあるが手が届かないほどではない。

当然その方は500円硬貨を拾うとするが、
お膝が悪いらしく、しゃがむことが困難なようだった。
杖を持っておられたので、その杖で掻きだそうとするが、
平べったい500円硬貨だからそれも難しい。

「拾いましょうか」と声をかけると、
丁寧に「お願いします」とおっしゃるので、
それじゃ、ということでまずはしゃがんだ。
そして隙間に手を入れるが、これが意外と深い。
上から?無理、段ボール箱が縦に三つだから届かない。
見えているからもう少し、肩が斜めに段ボール箱にあたる。
首は横向きになった。もう少し‥‥力を入れた、
陳列が崩れそうだ、ダメ、バランスを崩した、
後ろ向きに転ばないように左手の指が踏ん張る、
陸上100mのスタートの時のように。
届いた、500円硬貨の端っこに人差し指が乗かった。
グイッと引っ張ると500円硬貨は見事にグーの中に。

その瞬間、来た、グキっ!
確かにこの姿勢は来そうだった、
500円硬貨の重さの問題ではない、
無理な姿勢がそのあたりの筋を伸ばしている。
だけどよりによって、こんな時に会いに来なくても‥‥

肩だけを持ち上げて500円硬貨をその方に渡した。
当然スッーとは起き上がれないが、
ここは何としてでも、起き上がらないとかっこ悪い。
力が入らない、あと3秒ほどでバレる。
膝に手をついて無理やり起き上がった。激腰痛痛(痛が並ぶとすごく痛そう)。
セーフ、たぶんセーフ。平静を装う。歩くのは無理。今しばらく。
ご年配の方、「もう行ってくださいよ」と思っているが、
動く気配なし、そして一言「大丈夫ですか?」。
やっぱりバレてた。

まぁ、こんなこともあって、俗にいう、
「うまく付き合っていけばいいんじゃないですか」となるわけだ。

Reca

腰痛持ちの先輩が、
腰痛に効くレカロシートを買ったって自慢していたので、
仕方がなく試乗してやったら、驚いた、何という座り心地だ。
これならきっと腰痛も治るかもしれない、と思った。
レカロはレーシング用だけではなく、
腰痛治療シートとしても有名なのだ。


フリースタイルの演技
ディスクマネージメントの極意その7

脱、捨てスローの実現。

捨てスローに見えなければいいわけですから、
それほど難しく考える必要はありませんし、
特別な技術が必要なわけでもありません。
見え方を工夫するだけで十分に対応できます。

スローイングの形式
スローイングの形式はしっかりと利用しましょう。
横向きのバックハンドスローは距離にかかわらず、
単独だと全てが捨てスローに見えてしまいます。
その理由はあまりにもオーソドックスだからです。
バックハンドスロー自体はお手軽ではありませんが、
フリースタイルの中にあっては見事に無個性になってしまいます。
まったく同じシチュエーションであっても、
フォアハンドスローなら全く違って見えるから不思議です。
その理由はおそらく一般的でないからです。
一般的でないからスタイリッシュに難しく表現できますし、
それはスローそのものを表現するわけですから、
結果、投げた後にディスクを回収しても、
ディスクを回収するための捨てスローだとは見えません。
同じ効果で、バックハンドスローだけれども、
飛び方の違うエアバウンドやスキップスロー、ローリングも効果的です。

プラスワンパフォーマンス
仮にバックハンドスローでも、
犬たちが何かパフォーマンスをすればもっと効果的に見えます。
それほどたいそうなものでなくていいです。
むしろ軽微な方が効果的です。
たとえば、バックプラント(背中載せ)のような、
単独で表現できるような大技の類は、
それ自体が目立つので、その後のスローは少しかすんで見えます。
その点、エイト(8の字股くぐり)や、
スルーチェンジ(足の間をスルーさせて、同時にポジションチェンジする)は、
軽微がゆえにのちのスローをアシストできます。

スローコンビネーションを利用する
コンビ―ションスローを用いて、捨てスローから脱却します。
表現するのはあくまでもスローコンビネーションです。
そこにたまたまディスク回収できる余裕が生まれた、と言う設定です。
コンビネーションが見せどころですから、バックハンドスローは利用可能です。
トスからのスロー、短スローから長スロー、
あるいは逆方向にビハインドスロー(後ろ向きスロー)なども使えます。
また、タイミングが適切であれば、
トリックからのスローも効果的です。
よくある例がバックボルトからのスローです。
犬が着地すると同時に次のスローが飛んでいます。

適切なドッグコントロール
バック行進などの高度なことをする必要はありません。
しかしせがむような仕草は控えるべきです。
それはドッグコントロールが不足しているように見られます。
先ほどの、プラスワンパフォーマンスとは少し意味が違います。
犬の自然な行動もコントロール下にあることを見せるのです。
そうすることによって、そのスローも全体のバランスの中の一部として、
捉えられますから、必要なこととなり、捨てスローの目から離れます。
軽く座らせたりはいいと思います。
そして非常に効果が高いのはライダウンです。
一瞬のライダウンの後のバックハンドスローも、
捨てスローには見えないでしょう。

見られ方をサポートする。
スローの後にアクションを加えて、そのスローをアピールします。
投げた後にステップワークで移動したり、
その場でスピンしたりすることによって、
「主たる目的はディスク回収ではありません」をアピールします。
これは「すぐにディスクを拾わない」と似ています。
先に拾いたいディスクまでの半分を移動しておく、
と言うのも見られ方の工夫に入ります。
見ている人の予想を裏切り関心を誘う、になります。
極端な例ですが、一枚のディスクを拾うのに、
スローしてからそこへ移動して拾うのと、
移動してからスローして、そしてディスクを拾うのでは印象が違います。
また、全般に言えることですが、堂々と演技する事も重要です。

以上のようなことを実現すると、
それは捨てスローには見えませんね、
その時に必要なスローで、それはルーティーンの重要な一部だと見えます。

続く。

次週はディスクマネージメントの最終回、
実践的な練習方法を紹介します。

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2017年3月 3日 (金)

第360回

壊れた。

もうっ!、買ってからまだ1か月なのに壊れたじゃないか、ったく。
タブレットPCである。
(第356回に登場、ってことは本当に1か月)
昨日まで普通に使っていたのに、今日は電源が入らない。
パソコンだからもっと最先端の故障かと思いきや、
電源が入らないって、何とまぁ昭和な故障だわ、
いわゆるスイッチだと思われるが、
昔から何かにつけてスイッチの接触不良はよくあることで、
トントンやゴリゴリでだいたい治るもんであるが、
こんな小さなスイッチだから、
トントンやゴリゴリではもっと壊れるかもしれない。
ポロって取れたりして。

電源が入らないというのは、電気を使うものにとって、
最悪以前の問題だろう。
だって電化製品の電源が入らないんだから、もはや電化製品ではない。
その時点でガラクタ同然、廃棄物などと思いながら、
スイッチを押してはじーっと眺め、
ため息ついて、またスイッチ押して、眺めて。
そんなことを数回繰り返していくうちに、ちょっと腹が立ってきた。

覚悟の上ですよ、口コミもしっかりと読んでるし。
何らかの初期トラブルは想定内。
致命的じゃなかったら許そうと決心していたが、
明らかに致命的だから許さない、絶対に。
って言ってもどう許さないかの方法はないよな・・・
そもそも許さないって意味不明。
だからなるべく穏便にことを進めることにした。

確かに、タイプで分けるとオラオラじゃない。
たとえばラーメンに虫が入っていても、
そっと取り出して、ティッシュで包んで、
何事もなかったかのように、食べ終えた後に、
そのティッシュを「この人が溺れてました」と言って渡すタイプ。

メーカーではなく販売店に電話した。南米広大森林に。
なぜかって言うと、ネットショッッピングではクレームなんかは、
普通メーカー直だと思うが(販売店は正体不明)、
このタブレットPCは南米広大森林限定品だったから。
いわゆる南米広大森林モデル、って言うヤツだ。

「どないなっとんじゃ」などと下品な関西弁がでないように、
細心の注意を払って事情を説明した。
するとどうだ、簡単に交換してくれるではないか。
もちろん付け入るスキはある。
今すぐ仕事で使わないといけない、とか、
すぐに壊れて気分が悪いとか。
しかしそんなゴネるような暇がないほど、
テキパキとそれでいて嫌味なく、
「申し訳ありませんでした」と「ご迷惑をおかけしました」を、
見事なタイミングで言われて、
「いやいやそんな、こっちこそ返品だなんて大それたことを」
って、言ってしまいそうになるほど、
完璧な対応をしていただきした。
(いまだにこっちも悪かったような雰囲気が残る)

現実は購入後32日だったので電話相談が必要だったが、
本当の30日以内だったらサイト上から返品手続きができるから、
さらに驚く。
電話してすぐに新しいのを発送、
タブレットだから保護フィルムも一緒に買ったが、
それも返品対応OKで、新しいのを送ってくれるという。
そして返品だが、なんと返品専用窓口の手配から、
指定の場所まで取りに来てくれる、もちろん着払い。

完璧な返品システムに正直、戸惑いと驚き。
いい人にはありがたいけれど、
悪い事考えているヤツもいるだろうに、と心配する。
ネットショップの最大手、南米広大森林はすごい。

Zom

アカウントからの返品システムにある返品理由一覧、
「そんな理由もOKなん?」

フリースタイルの演技
ディスクマネージメントの極意その7
は1回休みます。(気分転換に)

で、移動拒否症候群、という話をします。

何やら病気みたいですが、そんな病名はないと思います。たぶん。
勝手につけてます(あったりして)
原因とかはっきりしないけど、どこか調子悪い、
そんな症状の時に〇〇〇症候群は使いやすいですね。
勝手に使うときっと獣医さんは怒るだろうけど。
まぁ、とにかく‥‥

調子が悪いというのは体調が悪いではありません。
競技の成績が悪いとか、覇気がないとか、です。
それでもそう言った症状は飼い主さんを不安にさせますね。
あえて言うなら長い競技生活、そういう時もある、
で済ませられるのですが、
原因が少しでも思い当たれば、
犬たちには優しく接することができるでしょう。
反対にただ調子悪いだけで悩んでいるとしたら、
「練習が足りない」なんかに答えを見出して、
犬たちをもっと責めることになって、
最終的に本当の病気になってしまうでしょう。

移動拒否ですから、移動することを嫌がる、
ということなのですが、
移動とはつまり車に乗るということです。
歩いて散歩に行くことを嫌がる犬もいますが、
それは今回の症状とは違います。別の問題です。

車に乗せられて移動する、しかも長時間。
この長時間が問題です。
距離とか知らない場所とかは関係ありません。
むしろ長距離はともかく知らない場所には好影響があるでしょう。
好奇心と探求心を刺激されてより活動的になれるのは、
人も犬も似たようなものです。

多くの犬が車に乗せられることが苦手ではありません。
心躍らせる子もいますし、
そこまではなくても自ら進んで乗り込む子もいます。
逆に断固として拒否、をあらわにする子もいます。
抱きかかえて載せようとしたら、唸る子もいます。
ケージは苦手だけど外の見える座席ならおとなしくできる子もいます。

このように千差万別なのですが、
中には従順であるがゆえに自分を押し殺してしまう子もいるのです。
「本当は嫌なんだけど、しょうがない」とするタイプです。
こう言ったタイプの犬が将来的に移動拒否症候群を発症します。
将来的にと言うのは、ある程度の年月は我慢ができるけれど、
多くの場合その犬の精神年齢が成熟した大人になると、
我慢よりも嫌の方が頭の中の割合が増えてくるのです。
概ね6~7歳、ぐらいでしょうか。

近場の大会は本領発揮だけれど、
時間のかかる(移動の長い)大会では調子が悪い、
体の元気がなくなるのではなく、
競技の精度が極端に悪くなる。
こんな状態が6歳を超えて急に出てくるようになったら、
移動拒否症候群を疑ってみるといいでしょう。
そうじゃなかったら、それが一番いいわけで、
疑うことに労はいりませんから。

ちなみに「絶対いや、車には乗りたくない」
とはっきり言ってくる犬はこの症状は出ないですね。
その子たちはそれでも車に乗せられると、
あきらめて大人しく寝たり、移動中ずっと大暴れしていても、
大会では普段通りの力を発揮します。
そして帰りはまたひと悶着おきます。

我慢してしまう子が問題なのです。
簡単に言うとストレスをためてしまう、です。
苦手な子は何が苦手かと言うと、
まずは微妙な振動ですね、微振動はその原因がわかれば大丈夫ですが、
わからない時は不安になるものです。
家の中で原因不明の微振動があったらどうでしょう、
どこかで何かが起こってると思うでしょう、
そしてそれが安全かどうかを確かめないことには落ち着きませんね。
それと一緒です。
こっちは車だとわかってますから、どうってことはないですが、
そこの概念がなかったら不安になります。

たとえばこんな例えはどうでしょうか、
同じ突き上げるような振動でも、路線バスならOKだけど、
飛行機なら不安になる、どうでしょうか。
車の中のケージの中はこれに似ています。
安全上問題ありですが、車の中のケージに入るのが苦手な子は、
助手席ならリラックスするものです。
さらに狭いケージではより不安になります。

その子が車が苦手かもしれない、と思わないことが問題ですね。
まずは思い込みがありますから見つけにくいです。
そこに持ってきて暴れるほど抵抗しないし、
乗ったら乗ったでケージの中でおとなしいので、
まさか車が苦手だとは思わないです。

じゃあどうしますか、ですが、
残念ながら今更、慣れることはないです。
もし慣れる事が出来るのならば、もっと若いころに慣れているはずです。
6年余りの歳月を我慢してきたのですから、
急に慣れることはありません。
ただ、時間的な調整はできるでしょう。
その子にとってストレスの溜まらないぎりぎりの時間を見つけるといいと思います。
それは1時間かもしれませんし、3時間かもしれません。

それと外泊もストレスになります。
寝る場所が変わってワクワクするのは人だけです。
このあたりちょっと気に留めておきましょう。

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2017年2月24日 (金)

第359回

アリーナ前方。

コンサートのチケットが届いた、サンタナである。
公演は4月24日、大阪市中央体育館だ。
サンタナって?
名ギタリスト、カルロス・サンタナ率いるバンド名が、
自分の名前にしているサンタナだ。
ボンジョビもこのパターン。
ジョン・ボンジョビが率いるボンジョビとなる。
日本のバンドにはこのパターンのグループ名はないと思うが・・・

サンタナは1969年のあの、伝説のウッドスットク・フェスティバルに出場して以来、
第一線で活躍している老舗中の老舗のバンドだ。
グラミー賞も幾度となく受賞している。
バンドのメンバーは絶対に覚えきれないほど変わっている。
まぁ、活動歴が長いので仕方がないし、それで当たり前だと言える。
むしろメンバーチェンジをしないで50年活動している、
ローリング・ストーンズのほうが稀であろう。
そのバンドメンバーだが、一時期あのニール・ショーンが、
加入していたから驚きだ。
ニール・ショーンは先日来日公演を行ったジャーニーの名ギタリストである。
もう一つ、バンドメンバーネタを、
ドラムにシンディ・ブラックマンが来るかもしれない。
最近のライブ映像をYOU-Tubeで見ると共演していることが多い。
ちなみにシンディ・ブラックマンさんは2010年からサンタナ夫人である。

売り切れることはないと思っていたが、
一応、先行予約でチケットゲット。
驚いた、やっぱし先行予約効果なのか、
何とアリーナの14列46番だ。前の方確実。
調べてみたらやはり14列目は前だった。
今までにこんな近くでコンサートを見たことはない。
だいたいが後ろの方、S席であっても後ろの方だった。
これは楽しみだ、まじかで見れることもだけど、
PAを通さないアンプからダイレクトにギターの音が聞こえると思う。

日本にはけっこう来ている、
毎年とは言わないけれど5年に1回ぐらいは来ているか。
そんな中で今までに3回サンタナのコンサートに行き損なっている。
チケットを取っておきながら事情でいけなかったのである。
最初は1979年、その後2000年と2006年。
さてさて今回はどうなることやら、
その日が来るまで何が起こるかわからないからね。
祈り…

Img_1458

公演中の縦ノリ、ジャンプは禁止します、って…
ジャンプはわかるけど、縦ノリってなんね?

Santana

サンタナの公式ホームページ、
オーストラリアとニュージランドの後に来るようだ。
もし「私も行くし」って言う人がいたら声をかけてくださいな、
若い人はいないと思うけど。

フリースタイルの演技
ディスクマネージメントの極意その6

④捨てスローの禁止

捨てスローとはプレー中に何かをするための時間稼ぎとして、
1枚のディスクでスロー&キャッチをすることです。
必要な時間はスローの距離によって調整します。
たくさん時間が必要な場合はロングスローが必要ですし、
ほんの少しならショートスローで事足りるでしょう。

どんな時に時間稼ぎが必要になるかと言うと、
たとえば、ルーティーンや演技の流れを忘れてしまった時、
あるいは間違った時に、思い出したり、変更を計画するときです。
こう言った場合、捨てスローをしなければその場で立ち尽くすことになるでしょう。
1回の捨てスローで問題が解決できない場合は、
続けて2回目の捨てスローをします。

犬に勢いがありすぎて、間合いが詰まってしまい、
演技が進まない時にも捨てスローを使います。
捨てスローで距離を取って、
その間にトリックなどに移れるように準備します。
バックボルトでトスできる体制が整わないのに、
犬がもう背中に飛び乗ろうとしている、こんな場合です。
特に俊敏性のある犬にこう言ったことが起こりそうですが、
そうではなく、そもそもドッグコントロールが不足すると、
犬たちは自分本位に動いてしまうのです。
本来、犬は人に気を使える動物ですから、
必要な時に必要な動作をできるものです。

そしてディスクを回収する時間を稼ぐためにも、
捨てスローを使用します。
予定外に遠くに散らばってしまった時だけではなく、
そうするのが当たり前のように、
ディスクを回収する前に捨てスローを施します。

捨てスローの使い方は間違ってはいません、
理にかなっていますし、
どちらかと言えば有効利用していると言えます。
さらに、多くのフリースタイルを教える環境下では、
この捨てスローを推奨しているほどです。

また、演技の中での捨てスローが評価の対象になっていないこともありません。
キャッチさえ成功すれば十分に評価の対象になります。
では、なぜ捨てスローを禁止するのか。
それは演技全体の印象が悪くなるからです。
スローは当然大丈夫です、問題は「捨て」になります。
2分強の演技時間で30キャッチほどですから、
ワンスローはとても重たいものになります。

捨てスローの目的は時間稼ぎですから、
本来のスロー&キャッチの表現とは異なります。
ここに「無駄」が見えてしまうのです。
貴重なワンスローが無駄に見えるということは、
その分演技がスポイルされてしまうのです。

昔から言われていることですが、
ディスクを回収するときに、スローで人の目を遠くに向けて、
その間に拾い集めれば目立たない、と言う説は、
100%でたらめではありませんが、
期待できるほどの効果もありません。
むしろ捨てスローと見破れたら、その間に何をして、
どう見えているのかの方が気になりますから、
余計にプレーヤーを注視することになるでしょう。

理にかなっているけど演技をスポイルする、
だから捨てスローを使わない、という発想ではなく、
捨てスローと見破られなかったらいいと言うことになります。
主たる目的が時間稼ぎではなく、
そのスローを見せること、になります。
その副産物として時間が使える、だから使った、です。
忘れたルーティーン思い出したり、
犬との間合いを調整したり、
あるいはこの時間を利用してディスクを拾い集めたり、です。

そのスローを少し工夫するだけで「無駄」になりませんから、
捨てスローとは違うものになります。
また、「魅せるスロー」ですから、
今度はそのスローの行く末に注視します、
よって、プレーヤーを見るのはそのスローのキャッチを見た後です。

続く。

次回は脱・捨てスローの実現です。

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2017年2月17日 (金)

第358回

あぁ、あこがれのハマムラ。

先日、息子と一緒に京都駅前のヨドバシカメラに行った。
・・・よく行くな~ヨドバシカメラ、って・・・、
だって品ぞろえが半端じゃないし。
息子は同じ駅前のイオンシネマで映画を見るという。
2時間ぐらいは平気で品定めできるヨドバシカメラなので、
それなら映画が終わってから昼飯を食って帰ろうとなった。
たぶん時間もいいぐらいだし。

いいぐらいと言うのは、
とにかくここは混んでいる駅前なので、(大半が観光の人かも)
どこで食べるにしても行列は避けられなく、
少し昼時間がずれて1時前ならその行列もないだろうと言う意味の、
「いいぐらい」。

しかし甘かった。今日が日曜日であることを忘れていた。
不思議なものでなぜか皆さん、日曜日は行動が1時間遅くなるんだよな。

お目当てのラーメン横丁の専門店のすべてが行列で、
たぶん50分以上待ちの状態。
待ってもいいんですよ、その値打ちはどこの店にもある。
けどな~今日はやめておこう。
理由はここの50分が夕方の犬たちの散歩時間に影響するから、
なるべく明るいうちに散歩してやりたいと思っているだけなんだが。

そこで息子が「僕がよく行ってる空いてるところに行こう」と。
「空いてるのはマズイんとちゃうの」と聞けば、
「美味しいけどなぜか空いてるねん」って。
京都駅の反対側、八条口と言うところ、
ちょっと距離はあるけど、
どっちみち帰りの電車の乗り口の近くなんで良しとしよう。

なるほどね、これだけ奥まったところに店があると、
空いてるわな、などと思いながら店の看板を見て驚いた。
なんと「ハマムラ」やん。
こんなところにできたのか、なんとまぁ、
一気にテンションハイでして。

Hama
ハマムラ、知らないでしょう?
京都市内の人は知らない人はいない。
自分は市外だけどずっと憧れていたので知っていた。
というか、市外の京都府民の多くは同じ気持ちだと思う。
それぐらい由緒正しい店だ。

創業は1924年って言うから・・・大正?
京都風大衆中華料理の老舗、飯店なんて言うとハマムラファンから叱られる。
チェーン店化せず、地元を支え続けてきた。
京都で中華料理と言えばハマムラなのである。
(もしかしたら「だったのである」かもしれないけど)

このロゴ見たことありません?
確かテレビCMもやっていたような。地元だけか。
最近はイオンと組んで店舗を増やしているみたい。

Img_1441

注文したのは得意のラーメンセット(ラーメンとチャーハン)。
そうそう、ナルトの代わりのロゴかまぼこ、
そうやった、そうやった、こんなんやったわ。
のような気もするが・・・随分と昔に来たきりっなんで。

もし京都に来ることがあったらぜひともハマムラへ、
京都駅構内にあるからちょっと寄ってみ。

Img_0892

駅前の京都タワー、この向こうにヨドバシカメラがある。
ハマムラは駅をはさんで反対側。

フリースタイルの演技
ディスクマネージメントの極意その5

先週分
「見せるディスク回収を念頭に考えると、
自ずとそれに必要なことが見えてきます。
①ディスクを拾うスタイル
②移動の仕方
③演出効果
④捨てスローの禁止
以上の4つの要素が特に重要です。」

今週は②と③です。

②移動の仕方
ディスクは多くの場合散らばってしまいます。
それを拾い集めるための移動になりますが、
手あたり次第、目に止まるところから拾い集めるだけでは不十分でしょう。
そこでその移動を見せるようにします。
そうすれば①の拾い方と合わさってより理想に近づきます。

・歩かない、走らない、ステップで移動する。
・落ちているディスクを探さない。
・長い距離は移動しない。
・もし長い距離を移動する場合は中間地点でアクション的要素を入れる。
・犬がついてきてもついてこなくても、犬をコントロールする。

工夫の見受けられるスタイル
・移動する距離が短くなるようにトリックの位置を調整する。
・移動してディスクを拾うために体勢が低くなったとき、
 その体勢のまま次のトリックあるいはスローする。
・動線の最終地点が次の流れを始めるスタート地点である。
・移動の速度に緩急がある。

印象のよろしくない移動
・小走りにちょこまか動く。
・動線に計画性がない。
・動線や行先を途中で変更する。
・落ちているディスクの位置や正面などのポジションを探す。

③演出効果
ディスクを拾うスタイルも、
それに伴う移動にもさらにスタイリッシュさと粋な計らいを施しましょう。
そうすれば必ず「魅せる」ことができるようになるでしょう。

ステップにしろ移動にしろ大袈裟なぐらいの動作が好都合です。
ある意味でショーになりますから見ている人との(もちろんジャッジも)
距離感を感じながら調整しましょう。
せっかくの演出ですから、はっきりと確実に伝わるようにしましょう。
後に映像を解説しながらが必要な演出は、
その場でまったく効果がなかった、と言えます。

ディスクを拾わないほうの腕の見え方に注意しましょう。
和食の食事マナーと似ています。
箸の使い方もさることながら、箸を持っていないほうの手も重要です。
ただだらりとして、拾い集めたディスクの保管庫になってはいけません。
拾った利き手から保管庫に入れる時を見せましょう。
保管庫にどのように保管されているかを見せましょう。
またそれを使う時(保管庫から出すとき)もしっかりとアピールしましょう。

ディスクを拾う時、ステップで移動するときは、
ディスクを投げない時なので動作に余裕があります。
よって鳴っている音楽にリズムを合わせるようにしましょう、
そうすれば、全体の一部ですが相対的にリズミカルな演技を演出できます。
仮に音楽がない時でも、頭の中でテンポを刻むと同じ効果が得られますし、
こう言ったことは常習化しやすいので、
特別な練習はしなくても常に意識しておくだけで、
どんな場面(練習中でも)でもリズミカルな動作になり、
「ノリ」のある演技ができます。

計画性もアピールしましょう。
次の次で使う流れのために、
集めたディスクの一部をどこかにわざと置いたり、
次の次でその近くに移動するので、
その時にディスクを拾う計画であるため、
今はわざとそのディスクを拾わなかったり、ということになります。
この計画性の考え方は、演技の終わり方にも同じことが言えます。
あと2回のトリックで演技を終了するのならば、
5枚のディスクを拾い集めることは必要ありません。
かと言って余ったディスクを手に持たないで、
演技を終わることが最も望ましいわけではありませんね。
見ている方は手に持たれているディスクはいずれ投げられると思いますから、
そう言ったことの期待を裏切っていることになるだけです。
逆にそのディスクを余らさずに使い切ることも期待してしまいます。

続く。

ディスクマネージメントの話はけっこう深いので、
もうしばらく続きます。
それと、地味な内容なので1回の掲載分を減らして回数を増やします。
ご了承ください。
まぁ、それほど重要だと思っている、と言うことなのですが・・・・・

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